ティーチャーズ・ポジションとは?

「ティーチャーズ・ポジション」を知っているでしょうか?

このティーチャーズ・ポジションという概念を理解していただければ、あなたのビジネスは現状から大きく飛躍していくでしょう。

今回は、マーケティングの本質であると言っても過言ではない「ティーチャーズ・ポジション」についてわかりやすく解説していきます。

しっかり読み込んでいいただき、あなたのビジネスに応用してください。

集客できない理由はなにか?

まず、ティーチャーズ・ポジションという話をする前に、なぜ、ティーチャーズ・ポジションを取ることが大切なのかを解説していきます。

私たちのところには事業を立ち上げたものの、集客が出来ずに困っているという方からの相談やサイトを立ち上げたものの反応が全くないという方の相談もあります。

つまり「集客ができない」ことに困っているわけですが、集客ができない理由は、

  1. そもそも集客の方法がわからない
  2. 話を聞いてもらえない(伝わらない)から集客できない

大きくこの2つに分けることができます。

そして、それぞれアドバイスの内容が異なるので、集客できない理由が何かが明確でないと、的確な改善策もみつかりません。

まずは集客ができない理由を考えてみましょう。

そもそも集客の方法がわからない

そもそも、集客の方法がわからないという場合は、集客するためのツールと方法をお伝えすれば解決できます。

Webを使った集客の方法はたくさんありますし、Webを使わなくても集客することはできます。自分のビジネスに適した集客方法がわかれば、問題は解決していきます。

話を聞いてもらえない(伝わらない)から集客できない

しかし、問題が深刻なのは、

「集客の方法がわかって、すでにいろんなメディアで発信をしているのに話を聞いてもらえない」

このような場合です。努力をしていても結果が伴わず、苦しい状況でしょう。

商品が悪いわけでもなく、メルマガ読者もSNSのフォロワーもたくさんいるのに、なかなか発信が届かないという、この状況はなぜ起こるのでしょうか?

それを解決できるのが「ティーチャーズ・ポジション」なのです。

ティーチャーズ・ポジションとは?

ティーチャーズ・ポジションとは、その言葉の通り「先生のポジションを取る」ということです。世の中にいる見込み客や業界内で、「先生」と呼ばれる立場になることを意味しています。

この「先生」立場を取れることは、ビジネスをやるにあたって非常に有利に働き、集客もスムーズになります。

ティーチャーズ・ポジションのメリット

ティーチャーズ・ポジションのメリットは「先生の立場」で話をすることができることです。先生の話はしっかりと聞いてくれて、理解しようとしてくれます。

特に日本人は小学校からの学校教育によって、先生の話はしっかりと聞かなければいけないという教育がされているので、先生の立場からのメッセージは圧倒的に伝わりやすくなります。

ティーチャーズ・ポジションは「信頼性」

なので、ティーチャーズ・ポジションを取ってから話ができれば、あなたの話を聞いてもらいやすくなるということです。

先ほどの「集客の方法がわかって、すでにいろんなメディアで発信をしているのに話を聞いてもらえない」というは、ティーチャーズ・ポジションを取れていない状態で発信をしてしまっているから生まれてしまう悩みです。

ティーチャーズ・ポジションは「信頼性」ともいうことができますが、人は信頼できる人の話はしっかりと聞こうとしますが、信頼できない人の話は聞こうとも思ってもらえません。

ティーチャーズ・ポジションを取ってから情報を発信する

商品を販売したり、何か行動を促したいのであれば、まずはティーチャーズ・ポジションを取ることから始めてください。

ブログやSNSで商品の紹介や告知をするのは、ティーチャーズポジションを取ってからやりましょう。

ティーチャーズ・ポジションが取れていない段階で闇雲に発信をしても人は集まってこないので、発信するだけ無駄になってしまいます。

この順番を間違えなければ、集客はうまくいくようになります。ただ単にSNSで情報を発信しているだけで集客できるほど簡単なものではありません。ここは重要なポイントですので、しっかり理解しておきましょう。

ティーチャーズ・ポジションを取る方法

では続いて、ティーチャーズ・ポジションを取る方法をお伝えしていきます。

ティーチャーズ・ポジションを言い換えれば「ブランディングしながらポジショニングをとる」ということになります。

ブランディングをしながらポジショニングをとるためにやるべきことは

  1. フラッグ(旗)を立てる
  2. ナンバーワンになる

この2つです。

①フラッグ(旗)を立てる

フラッグを立てるとは「○○の専門家であることを宣言する」ことを意味します。専門家であることを宣言したら、闇雲な情報発信には全く意味がなくなります。

ブランディングしながらポジショニングするためにも、ブログもSNSもメルマガも、名刺の肩書きも、専門家としての立場から発信するようにしましょう。

 

お笑い芸人「ピース」の又吉直樹さんが『火花』を出版し、芥川賞を受賞したことで「又吉先生」と呼ばれるようになった、とお話されていました。

又吉さんは芸人という存在の中でも本が大好きで、出版をした上に芥川賞を受賞したことで、『本のことなら「又吉」』というティーチャーズ・ポジションを確立することができました。

これは、数いる芸人の中でも「本が好き」というフラッグを立てたことで、本に関する企画に呼ばれやすくなったはずです。つまり、フラッグを立てることで見つけやすくなったということなのです。

又吉さんが意図的に「本が好き」というフラッグを立てて情報発信をしていたかは定かではありませんが、フラッグを立てていなかったら多くの芸人の中の一人に過ぎなかったかもしれません。

②ナンバーワンになる

ティーチャーズ・ポジションをとるために「フラッグ(旗)を立てる」ことが重要だと言いましたが、それだけでは不十分です。専門家であると宣言したところで、それを証明できる何かがないと、周りの人から認めてもらえません。

そこで次に重要なことは、あなたがフラッグを立てた場所、あるいはその周辺で「ナンバーワンになる」ことです。

あなたがフラッグを立てた場所はナンバーワンになれる場所でしょうか?もしナンバーワンになれないのであれば、フラッグを立てる場所を考え直さないといけません。

あるいは、フラッグを立てた場所でナンバーワンになれるように努力をすることです。勉強して知識とスキルを身につけてナンバーワンを勝ち取らなければいけません。

しかし、ナンバーワンを取ることができた暁には「先生」の立場から発信することができるので、集客がスムーズに進んでいきます。

自分はナンバーワンになれないかもしれない…

もしかすると、「自分はナンバーワンになれないかもしれない…」と不安に思うかもしれませんが、現時点ではナンバーワンでなくても大丈夫です。

最初からナンバーワンになれる天才はなかなかいなくて、ほとんどの人はフラッグを立てたときには上に人がいる状況です。

ですが、ナンバーワンになるのは時間がかかるとしても、努力をしていけば他の人よりも半歩先、一歩先を進むことはできます。

少しでも前を進んでいれば、最初は範囲が狭いかもしれませんが、ナンバーワンにならなくとも先生の立場から有利に話ができるようになるのです。

 

再び、ピースの又吉さんを参考に見ていきます。

又吉さんは数いる芸人の中で「本」というフラッグを立てました。しかし、「本」というフラッグを立てた芸人は「光浦靖子」「オードリー若林」など、他にもたくさんいます。

その中で選んでもらえるようになるには、ナンバーワンにならなくてはいけません。そこで又吉さんは圧倒的な量の本を読み、自ら小説を書いてしまうほど本について極めていきました。次第に本に関する番組をつくるときには又吉さんが必ず選ばれるようになりました。

そして、さらにナンバーワンの立場を確立するために本の出版までしてしまいました。出版した「火花」という本は、なんと芥川賞を受賞して、芸人の中で圧倒的にナンバーワンになることができました。

芥川賞を取ってから「又吉先生」と言われるようになった。と言っていましたが、これがティーチャーズ・ポジションを取った瞬間です。

又吉さんが帯を書いたら本が売れるようですが、それは「又吉先生が言うんだから間違いないだろう」と、自然と先生の言うことを信頼して聞いていることの表れではないかと思います。

ネットを使ってティーチャーズ・ポジションを取る

これからティーチャーズ・ポジションを取るために発信していこうとしているのであれば、「ネット」を使わない手はありません。

かつて、ティーチャーズ・ポジション、つまり「先生の立場」を取るための情報発信の手段が、本を出すことや、講演を行うこと程度しかありませんでした。ある程度著名な方でないと出版はできませんでしたし、大学教授もそう簡単になれるものではありません。

つまり情報発信の方法が限られていた頃はティーチャーズ・ポジションを取るための手段も限られていましたが、現代においては「ネット」を使って誰でも情報発信ができるようになったので、ティーチャーズ・ポジションを取るための手段も多様化しています。

そのため、社会的に権威が無い一般の人でも、ネットを使って情報発信をしていくことでティーチャーズ・ポジションを取ることができるようになったのです。

さて、ティーチャーズ・ポジションを取るために、ネットを使った情報発信の方法は、

  1. オウンドメディアで資産を構築して、
  2. SNSを使って拡散していく

この2つは必須になります。

①オウンドメディアを使って資産を構築する

オウンドメディアとは「自分で運営するメディア」のことを言います。具体的にはホームページやブログなどがオウンドメディアに含まれます。

ただし、ブログと言っても「アメブロ」や「ライブドアブログ」などはオウンドメディアに含まれません。アメブロは「サイバーエージェント」が、ライブドアブログは「ライブドア」が提供しているサービスで、その一部を使わせてもらっている立場なので、「自分で運営するメディア」ではありません。

ホームページを作り込んでいったり、ブログを更新し続けたり、つまりオウンドメディアで情報発信を続けていけば、発信した情報はネット上に資産として半永久的に蓄積されます。

もし、あなたが取り組んでいる分野のメディアが世の中に存在しなかったら、あなたが専門的な情報を発信し続けることで、「あのサイトを見れば知りたい情報が見つかる!」という、ティーチャーズ・ポジションを確立することができます。

これが、オピニオンリーダーになるということであり、信頼の獲得にもなります。

②SNSを使って拡散する

オウンドメディアによってティーチャーズ・ポジションが確立できたら、ソーシャルメディアを使って拡散していき、あなたの存在をいろんな人に知ってもらえるようにします。

オウンドメディアで構築した情報の内容が充実していて、質の良いものであればあるほど、ソーシャルメディアでの拡散力は高まっていきます。あなたの専門性を広めるてティーチャーズ・ポジションをより強固なものにするためにも、最初にオウンドメディアでしっかりとした資産を構築することはとても重要なのです。

まとめ

ティーチャーズ・ポジションを取るということは、「ブランディングしながら、ポジショニングをとる」ことです。そして、ネットを使えば先生の立場を確立するまでの時間は限りなく短縮できます。

あなたが集客に壁を感じていて、どうすればいいかわからないという状況だとしたら、ティーチャーズ・ポジションを確立できていない可能性があります。

そうだとしたら、まずはティーチャーズ・ポジションを確立するために、オウンドメディアで資産を構築することから始めていきましょう。

先生の立場を確立できれば、そのうちに「ファン」ができて集客がスムーズになっていき、ビジネスも発展していきます。