サイトを売却する前に知っておきたい売却の流れ

あなたのウェブサイトを売却するなら、誰に、いくらで、どのようにして売却すればいいのか。そのプロセスをステップごとに説明していきます。

「ウェブサイトは、どのように売却すればよいのか?」

「今すぐ売却する予定はないが、将来の売却するなら、どのタイミングで売却すべきか?」

「自分のウェブサイトを売却するとしたら、いくら位で売却できるか?」

ウェブサイトやオンラインビジネスを運営している事業主にとって、ウェブサイトをどのように売却すれば最大の利益が得られるのかはとても気になるところです。

ウェブサイトを売却するのは簡単ではありませんが、あらかじめ売却の流れを理解していれば、より効率的に売却を進めることができます。

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ウェブサイト売買の流れ

ウェブサイトを売却する場合、売買取引がどのような手順で行われるのかは、とても気になるところです。

サイトを売買するために要する時間と手間は、サイトの種類、売却方法によって異なりますが、売却すると決めたならば、なるべく迅速に希望の価格で売却したいもの。

あなたのサイトを効率よく売却するためのプロセスを見ていきましょう。サイト売却の流れは8つの簡単なステップに分けることができます。

それでは、各ステップごとにその流れを説明していきます。

ステップ①:売却方法の決定

サイトを売却すると決めたら、まずはサイト価格を簡単に見積もって見ましょう。

ネットで売買されている類似サイトの最終売買価格や直近のサイト収入の10ヶ月分などを参考にサイトの大雑把な見積もり価格を計算します。

現在のところ、日本におけるサイト売買の価格は月次収益の約10ヶ月分位が一般的です。海外のサイトが月次利益の15ヶ月分から30ヶ月分位で取引されていることを考えると今後サイトの売買価格は上昇していくことが見込まれます。

[aside type=”normal”]日本におけるサイト売買の相場感は「サイト売買の相場とサイトの価値を決める基準」こちらの記事で解説しています。[/aside]

まず、サイトを売買する方法として考えられるものとしては、

  • 知り合いや取引先に売却する
  • ネット等にサイト売却の広告を打つ
  • サイト売買専門のオンラインオークションに出品する
  • サイト売買専門のブローカー(仲介業者)に委託する

などの方法です。

これらの選択肢の中でも、サイトを第三者に売却するケースであれば、

  1. サイト売買専門のオンラインオークションに出品する
  2. サイト売買専門のブローカーに売買を委託する

の2つが一般的かもしれません。

サイトオークションとサイトブローカーのどちらを利用すべきかについては、サイトの売買価格のみが決定材料ではないのですが、売却価格100万円から200万円位を境として、それより価格の低いものはオークション売買、価格の高いものはブローカーによる売買を選択するケースが多いようです。

ステップ②:サイト評価額の決定

サイトを売却するためには、サイトの売却価格を決めなければなりません。ブローカーを通してサイトを売却する場合には、ブローカーが売却価格を計算します。

正式なブローカー契約を結ぶまえにサイトの無料査定を提供している業者も多いですが、その際には、予め秘密保持契約(DNA)を締結してから、サイト契約を結びます。

個人あるいは法人がブローカーを通さずに直接サイトを売却する場合には、自らサイトの売却価格を決定する必要があります。

サイトオークションに出品する場合のオークションの開始価格や最低売却価格については、それほど厳密に査定する必要はありませんが、売り主の立場としては、オークションに出品する売却サイトであってもある程度厳密な査定額を把握した上でオークションに臨みたいところです。

【関連記事】サイト売買の取引方法の一つである「オークション方式」とは?

サイトブローカーを利用せずにサイトを売却する場合であっても、サイト評価およびサイトのデューデリジェンスを提供する業者を利用することで、サイトの適正価格を正確に計算することができます。それらの業者を利用するのも一つの方法です。

ブローカーによってサイト評価額が異なる

ところで、サイトブローカーを利用する場合、サイトの評価方法も査定価格もブローカーによって異なります。ブローカーを選ぶ際には、その他の条件とともにサイト評価額も比較し、あなたのサイト売却目的にあったブローカーを選ぶようにしましょう。

サイト評価は非常に複雑な作業です。経験知の高い優秀なブローカーの場合は、サイト評価額が適正であるだけでなく、サイトの強みを的確に評価することができるため高めの評価額を設定する傾向にあります。

また、サイト評価額のみでなく、売却にかかる期間等も予測してくれます。サイトを直接売却する場合、オークション売買の場合には、ブローカーが代行する業務は、売り主が自らが行うことになります。

ステップ③:ブローカー契約(仲介委託契約)

取引を利用するブローカーを決定したら、ブローカー契約を締結することになります。サイトの評価に費用は、ブローカーによって有料な場合と無料な場合とがあります。

ブローカー契約を締結する前に

  • サイト売却の時期が今で適切なのか
  • サイトのニッチ分野・事業分野に適したブローカーなのか

サイト売買に関して疑問な点は、クリアにするようにしてください。

次に、一般的なブローカー契約(仲介委託契約)に含まれるサービスを見ていきます。ブローカーによっては、サイト評価の費用と下記の費用の一部を先払で請求する場合もあります。

ブローカー手数料に含まれる費用で一般的なものは次のとおりです。

  • 目論見書等、販売資料の作成
  • デューデリジェンス
  • 委託業務費用
  • サイト売却に関連するすべての広告費用
  • 買い手の審査
  • サイト売買の合意書の作成(LOI)の作成
  • 取引前デューデリジェンス
  • サイト売買契約書作成
  • サイト移管のサポート

ステップ④:販売資料の作成

サイトを売却するためには、サイトの買い手に説明するためのサイト目論見書等、販売資料を作成する必要があります。

ブローカーが作成する目論見書のボリュームは、サイトの規模と事業モデルによって異なりますが、多い場合には、通常20~30頁の量になります。

ブローカーが目論見書を作成する場合、一般的には、下記のような資料を請求されます。

  • 過去12ヶ月の月次損益計算書
  • サイトおよび企業に関する詳細な質問
  • Googleアナリティクスへのアクセス
  • 事業および財務に関するサポート資料

目論見書の内容によってサイト売買の成否が決まりますので、これらの情報は、サイト売買に前もって準備しておきたいものです。

サイト売買をオークションサイトで行う場合には、サイト指定の様式で販売資料を準備することになります。

ステップ⑤:買い手選び

目論見書や販売資料の準備ができたら、次は買い手探しが開始します。

サイトブローカーは、サイト購入希望者の独自リストを持っていますので、そのリストに対して販売をかけていくことになります。サイトブローカーを利用する場合、この段階では、サイトURL等を個人情報のプライバシーを保持することも可能です。

サイトブローカーは、買い手とのやり取りを通じて購入候補者を絞り込んでいきます。その際に、追加で資料を要求されることもありますので、売買プロセスを円滑に進めるためには、迅速に対応できる体制をとっておきたいものです。

ステップ⑥:販売交渉

ブローカーは買い手を絞り込み、最終的には、複数の買い手からオファーが入るよう作業を進めていきます。オファーの最終交渉においては、売り手と買い手は、電話あるいは直接面談することもあります。

交渉でサイト売買の合意が得られた場合は、公式な合意書(レターオブインテント)が締結されます。合意書には、オファーの有効期間、デューデリジェンスと決済の日程がが設定されます。

ステップ⑦:デューデリジェンス

デューデリジェンスとは、売り手が提供した資料等の数字を精査することで、買い手がリスクを回避するために必要不可欠な作業です。

同時に、売り手は売買後のクレームを避けることが可能となります。また、適正なデューデリジェンスが行われることによって、サイト売買の最終成約率も大きく上昇します。

デューデリジェンスの内容は、合意書(LOI)に記載されている購入者の要件によってことなりますが、通用は、次の6つの領域をカバーしています。

  • トラフィック
  • 財務状況
  • 経営者
  • サイト運営
  • サイト技術
  • 法務

デューデリジェンスが完了し、サイト購入者の合意が得られると、次にサイト売買契約書の作成が開始されます。

[aside type=”normal”]デューデリジェンスについては「サイト売買でデューデリジェンスを行うべき6つの理由」こちらの記事で詳しく解説してるので合わせて読んでいただくと理解が深まります。[/aside]

ステップ⑧:サイト売買契約の締結

サイトの買い手が決まり、デューデリジェンスも完了しました。サイト売買契約の締結、サイト売買代金の授受、サイトの移管が完了し、新しいオーナーの元でサイトが継続して稼働すれば、サイト売買が無事に完了となります。

まとめ

サイト売買は新しい分野ですが、徐々にではあれ、ブローカー業務、サイト評価、デューデリジェンス等を提供する専門家の数も増えています。専門家を上手に使って、サイト売却を成功させましょう。

また「【成功事例】サイト売買の流れを具体例をもとに紹介します」こちらの記事で、仲介業者を使ったサイト売買の流れを成功事例をもとに解説しています。サイト売却を検討されている方に読んでいただきたい内容になっています。