パラリーガルの仕事内容と給料を詳しく

弁護士の指示・監督の下、法律業務を補佐するものをパラリーガルといいます。聞いたことがある人は少ないかもしれません。

実際に、パラリーガルはどんなことをしているのか?仕事の内容と給料、そしてどんな人が向いているのか?を調べてみました。

zikeidancta

1.パラリーガルとは

「パラ」の意味は「副次的(な)」「補助的(な)」などがあるが、実務面においてその分野での熟練した経験や、中程度ないし高レベルの専門教育を受けてるもののことを示すこともあります。弁護士業務の付随業務を遂行することからこう呼ばれ、日本では2006年以降に広がった賃金業者の過払い金返還請求の実務部隊で活躍したことで知名度を上げました。
その仕事が誕生したアメリカでは、今や大学等が養成課程を用意するほどメジャーな職業になっています。日本では制度上、以前としてその資格が認められておらず、現在は法律事務のアシスタントにすぎません。弁護士でないがゆえに職務が限定された法律事務員の仕事として働く傍ら、やがては自身も弁護士や司法書士になるために資格取得を目指す人もいます。

Wikipediaより

2.パラリーガルの仕事内容

・事務的・秘書的な業務
・電話対応 依頼者・相手方(弁護士)・裁判所・弁護士会からの電話対応があります。
・来客対応 依頼者を応接室に通し、打ち合わせの場を作ります。
・弁護士のスケジュール管理
具体的なスケジュール管理は弁護士の方針によって違います。裁判所の期日や依頼者との面談など日々更新されるので、スケジュールは把握しておく必要があります。

・その他 ファイリング、書類のコピー、外回り(裁判所、法務局、弁護士会など)
・法律実務
・戸籍謄本・住民票・不動産登記簿謄本などの取り寄せ業務
裁判所に提出するために、必要な書類を事前に調べて揃えます。法務局や市役所に赴く場合もありますが、郵送で請求する場合もあります。

・23条照会による書類取り寄せ業務
弁護士法23条に基づいた請求です。銀行や電話会社、生命保険会社、旅館などに請求することもあります。

・法令・判例のリサーチ
弁護士会の図書館へ行き、本や、ソフトから調査します。

・契約書の作成
委任状や、委任契約書などの書類を作成します。

・内容証明郵便の作成
内容証明郵便を作成し、送付します。

・破産処理手続き
自己破産・民事再生など、破産関連の手続きを進めます

・過払い請求の計算
依頼者の過払い請求の額を計算します。

3.パラリーガルの給料

パラリーガルの給料は、世間一般の一般事務と同等、もしくはそれ以下でしょう。つまり、決して多い部類には入りません。なぜなら、やはりパラリーガルに公的な資格がない面にあるといえます。

専門的な職務内容を取り扱うわりには、誰にでもなることができるという現状があるため、収入だけを見れば決して優遇されていません。

こうしたことからパラリーガルをしながら行政書士や司法書士といった他の法律資格を取得し、弁護士が行う業務にパートナー的に関わっているというパラリーガルもいます。

司法書士などの有資格のパラリーガルであれば、なにも資格を持っていないパラリーガルとは雲泥の差があります。

また、個人の力量や勤続年数、弁護士との信頼関係などによっても大きく左右されるため、この程度の年収がある、というのを示すのが難しいといえるでしょう。

とはいえ、一般的な初任給としては、200万円~350万円、都心にある大規模な渉外事務所(企業法務に特化している事務所)で400~500万円といったところでしょう。

また、パートやアルバイトの場合、時給でいえば1000円~1200円、地方の場合はさらに下がる場合もあります。

このように、パラリーガルは年収だけを見ればそんなに多くはありませんが他の資格を取得したり、弁護士から信頼を得たりといった要素によって飛躍的に年収を増加させることができる可能性を十分に秘めているといえます。

また、今後、パラリーガルの資格化などがされれば、パラリーガル自体の評価についても見直される可能性があるため将来性は十分にあるでしょう

4.どんな人がパラリーガルに向いている?

・法律を通して人を助けたいと思っている人

これは、弁護士と同様でしょう。事務所に来所する人は、借金問題や、訴えられたなど、困って、弁護士に法律的な解決を求めて来ている人が多いです。そんな人の気持ちに優しく寄り添い、法律を通して解決していこうという意識の高い人は向いているといえるでしょう。

・事務処理能力の高い人

法律事務は、書類の形式や必要とされる書類の種類など非常に多くの細かいルールがあります。そのため、書類を裁判所などに提出するについても、必要なものが揃っているか期日に間に合うかなどきっちりと決まりを守り面倒と思われるような細かい手続きにも丁寧に対応することが必要になります。

・リーダー(弁護士)をサポートするのが好きな人

パラリーガルは、弁護士などの指示に従って業務を遂行するアシスタントです。そのため、アシスタントとしての気配りや、細やかな気使いができるかが重要になってきます。それでも単に指示を待っているだけでもいけません。書類は事前に揃えておいたりするなど、弁護士が業務をしやすいような期日が迫って急に慌てたりすることのないような状況を作りをしておくのも大切です。

・コミュニケーション能力の高い人

パラリーガルは依頼者と弁護士の間に立ち、依頼者の話を弁護士に伝達したり、打ち合わせのための来所日などの日程調整も行います。

また裁判所からの連絡事項を伝えるのもパラリーガルです。事件を抱え不安な気持ちで相談している依頼者は多いでしょう。多くの仕事を抱え問題が複雑化してイライラしている弁護士も少なくはありません。

それらの人の間に立ち穏便に早急に仕事を遂行していくためにもパラリーガルのコミュニケーション能力は重要です。

・向上心の高い人

弁護士の仕事内容は、刑事事件の他に民事事件(離婚、自己破産、債務整理、相続交通事故…)など多岐に渡っています。業務を円滑に遂行していくために、パラリーガルも勉強しておく必要があります。そして、法律はよく変わったり改定されます。よって継続的に学ぶ姿勢が必要となります。

・その他(番外編)…書類の山が耐えられる人

民間企業ではペーパーレス化が進んでいますが法律事務所は真逆です。インターネットが進んでいる今でも多くは書類で処理されます。よって、過去の書類は半永久的に保存されています。

法律事務所のキャビネットは地震がおこったらどうなるんだろうと思ってしまうほどの書類の山です。書類があまりにも多すぎるため貸倉庫、マンションを借りる弁護士も少なくはありません。

また、弁護士の性格もありますが現在継続中の事件は、自分の机の周りに書類を置いたままにする人が多いです。超きれい好きの人や、書類の山が耐えられない(?)人は向かないでしょう。


あわせて読みたい


弁護士無料相談は0円でどこまで教えてくれるのか? 無料相談の仕方を伝授!

法律も心もサポートしてくれる!あなたに必要な弁護士の探し方

顧問弁護士の仕事内容と3つのメリットを優しく解説します

今さら聞けない!個人情報保護法って一体なに? 簡単解説

個人情報保護法を違反するとどうなるのか? 事例からリスクヘッジを学ぶ

何が名誉毀損に当たるのか?民事事件での判例と裁判までの流れ

本当に弁護士に「2ちゃんねる削除依頼」をするのが良いのか

逆SEO対策をしたサイトの検索順位変動をみてみる | 逆SEO実例1

 

コメントを残す


CAPTCHA