会社を倒産させない!プロダクトローンチの正しいやり方

プロダクトローンチは、こじんまりと一人でやるローンチもあれば、大きく投資して大規模に展開していくものもあります。どちらにしろ一気に売り上げを上げることができます。

とくに広告費をたくさんかけて大規模にする時には注意が必要です。

「これぐらいはいくだろう」「以前はこうだったから今回もそうだろう」と楽観的に安易に予測を立ててしまうと、数百万、数千万円の広告費を使ったのに、売り上げが思うように伸びず、多額の借金だけが残ったということになりかねません。

そうならないように、小さくテストしていくことを忘れないようにしましょう。

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1. 派手に見えるプロダクトローンチ

プロダクトローンチといえば、アフィリエイターに頼んで、ガンガンに煽った広告をしてもらい、そこに集まってきた見込み客に一気に売るというイメージがあるようです。

迷惑メールかと思えるほどメールを送りつけ、欲望を煽る誇大広告をして、高額商品や講座を購入させる詐欺手法がプロダクトローンチだと思っている人もいるようですが、実際はそうではありません。

プロダクトローンチは、最初に興味ある人に無料で情報を提供して、「もっと知りたかったら購入してください」という良心的なものなのですが、煽り系儲け系の情報商材の販売に使われるようになり、このような悪評が立つようになりました。

大々的に煽って買わせる手法をプロダクトローンチというわけではありませんので、お間違えのないように。

2. プロダクトローンチで倒産する危険性は?

プロダクトローンチは多額のお金がかかり、失敗したら多額の借金を抱えるから手を出さない方が良いというのは本当でしょうか?

2-1. プロダクトローンチは本当にお金がかかるのか?

まずプロダクトローンチにお金がかかるというのは、正しくもあり、誤解でもあります。

なぜなら、お金が莫大にかかるプロダクトローンチもあれば、0円から始められるプロダクトローンチもあるからです。

自社リストに向けてする場合は広告費がかかりませんので少額ですることができます。

ごく少人数にするのであれば、ほとんどお金をかけずにすることもできます。

莫大なお金がかかるのは、ほとんどが広告費です。特にアフィリエイターに払う報酬です。これは後払いになります。事前にお金がなくても行うことができるのが、プロダクトローンチの良さでもあり、落とし穴でもあります。

プロダクトローンチで多額の借金を抱えてしまうのは、広告費をかけたわりに成約がなかった場合です。

その他、動画撮影や編集、コピーライティング、webデザインなどを依頼する場合もお金がかかります。これは前もって金額を決めるか、成果報酬の何%というかたちになります。事前に計画的に決めることができます。

2-2. プロダクトローンチで会社が倒産する原因は?

プロダクトローンチで倒産する危険性は、多額な広告費を使う場合にあります。大規模にローンチをする場合に気をつけなければいけません。小さいローンチも予算がありますから、それを大幅に上回る支出になってはいけません。

そのためしっかりと計画を立て、小さくテストを繰り返し、これで大丈夫と確認が取れてから、大規模なローンチを計画しましょう。

アフィリエイターや紹介者への報酬は後払いになりますので、今、お金がなくても、入ってくることを見込んで行うことができます。

すでにいろいろ経費も出ていて、払った分は取り戻したいと思うのが人の常です。

途中で計画変更してローンチをやめることができないと、予測通りにいかなくても「きっと取り戻せる」と思って、どんどんと広告費に使ってしまいます。

もしすでに走りだしたローンチがあっても、途中で「これは売り上げが上がらないかも?」と危険を感じるのなら、そこでストップする勇気を持つことが大事です。

「きっと大丈夫」と客観的なデータなく思うのは危険です。「うまくいくはず」という思いは捨てましょう。いったんストップして、コンセプトやLPなどを見直し、新たに仕切り直して再度始めるようにしましょう。

何回もローンチをしているプロですら、読み違えることがあります。

宝くじを買うのと同じで、宝くじをいつも買う人は、当たっても当たらなくても「今度こそ」と思ってまた買ってしまいます。

他の投資や賭け事もそうですが、引き際を心得てない人は失敗します。「次こそは」とやり続けることで、気がついたら儲けよりもはるかに多額のお金を使っていた、なんてことになります。

これはローンチが問題なのではなく、やる側の問題です。

無理な投資と安易な希望的憶測がもたらしたものです。通常、借金を抱えても、会社が倒産するまでには至らないでしょうが、ローンチをして赤字にはなりたくないので気を付けましょう。

2-3. プロダクトローンチをして、実際に倒産した会社は?

有名なのが、株式会社MTSの倒産です。MTSアフィリエイトセンターを運営し、プロダクトローンチの手法でいろいろな教材を売っていた会社です。社長は葉山直樹さんという方。

8年間続いたネットビジネスの老舗的な会社です。8年間も続いたということは、それまではちゃんとビジネスが成り立っていたということです。

ちゃんとアフィリエイターに支払いがあったので良心的という声と、内容の薄い高額講座をガンガン売りまくる悪どい会社という声もあるようです。

この会社は、無料オファーを出して、そこからリストを取り、メールや動画を何回か送って高額の教材や塾などを売る、というプロダクトローンチの方法を用いていました。

倒産の理由が『今年より売り上げの低下が始まりましたが、そのこと自体よりも不正な広告に対しての莫大な支出や、未払顧客に対する売掛金の回収も思うに任せず、倒産という事態に至った次第です。』とあります。

アフィリエイターの中には、不正アクセスを大量に流して、不正に多額の報酬を得ることをしようとする人もいます。もしその不正行為を見破ることができなければ、無駄に広告費を払うことになります。

また、高額講座に申し込んでも支払いをやめてしまうケースもあります。このようなことが生じると、予定していた金額が振り込まれなくなり、広告費に使ってしまったアフィリエイターへの報酬が払えなくなります。

ある程度の売り上げを見込んでローンチをしても、その額には全く至らず、借金だけがかさみます。MTSアフィリエイトセンターの場合は、繰り返しローンチを行うことでその金額が膨大になっていったのでしょう。

ただ8年も続いた老舗的アフィリエイトセンターですから、不正アクセスや未払い客などに対してはちゃんと対策をしているだろうという見方もあり、何か違う事情があるのではないか?という意見もあります。

2-4. プロダクトローンチで有名な与沢翼の破産の原因は?

日本のプロダクトローンチといえば、与沢翼さんが有名です。与沢翼さんといえば、破産したけど、その後、プロダクトローンチでぼろ儲けしたことで有名です。彼はプロダクトローンチで破産したのではなく、儲けたのですね。

彼は経営していた月商1億のネット通販会社を破産させてしまいましたが、その後、すぐ復活し、わずか1ヶ月で5100万、その6ヶ月後には4億円以上を稼いだという伝説を持ち、たくさんのアフィリエイターにとって憧れの人になりました。

会社倒産した状態からプロダクトローンチを用いて、ネットビジネスで総額10億以上を稼ぎ出したと言われています。そして日本版の「プロダクトローンチ」として、そのノウハウを売り出してます。

与沢翼さんをはじめ、この頃、ネットビジネスでプロダクトローンチをした人の多くが、欲望を煽って誇張した表現をして、何度も繰り返しスパムのごとくメールを送り、というパターンが多かったです。

バックエンドとなる高額商品の塾が、うたい文句のわりには成果が出ない、満足感がないというものが多く、そのため、詐欺なのか?とネットで叩かれています。

3. プロダクトローンチはもう通用しない?

消費者もバカではありませんから、たくさんのプロダクトローンチ手法がインターネットに出回り始めると、メールアドレスを入力するのに躊躇してしまいます。登録すると、どんどんとメールが送られてくることはわかっていますし、登録はしたものの、見てないという人も少なくありません。

また最初は、「これほどのものを無料で提供してくれるのか!?」と驚きと感謝の気持ちがあったものが、「どうせあとで高額商品を売るんだろ?」と冷めた目で見るようになってきています。

今は、プロダクトローンチ手法で売られている商品が溢れていますので、もう何回にも分けて動画を見るのは面倒臭いと、途中で離脱してしまう人も少なくありません。そうするとせっかくお金をかけて得たリストも無駄になってしまいます。

アフィリエイターも、安い金額だったり、つながりがなかったりすると、なかなか紹介してくれません。

また、満足度の低い高額講座を提供してしまうと、そのリストの人たちはもう購入したいとは思いませんし、悪評もたちます。するとまたアフィリエイターを通して、新しいリスト取得に励まなくてはなりません。

このようなリスト取得の仕方を繰り返していれば、だんだんと登録してもらうのが難しくなります。取得したリストも生かせてません。

プロダクトローンチに限らず、対面販売でも、セールスマンが「買って、買って」と毎日家にやってきたら、もう玄関を開けないですよね。

これらは自分の利益しか考えていない、プロダクトローンチやマーケティングの原理原則から外れてしまった行為です。

短期的に一時的に売り上げを上げることはできます。さっと稼いでトンズラしてしまう、それこそ「詐欺か!」と思われてしまう人たちがこのようなことをしています。

が、情報弱者でない限り、もうそろそろそれは通用しなくなっています。

4. プロダクトローンチで会社を倒産させないために

プロダクトローンチでそう簡単に会社は倒産しませんが、借金を抱えてしまうケースはあります。

プロダクトローンチの悪循環は、費用がかかるのに「次こそは」とバクチ的にお金をつぎ込み、続けてしまうケースです。当たれば、一気に数千万~1億以上の売り上げになれるかもしれないので、博打的にやりたくなるかもしれませんが、それは危険です。

使える資金を前もってしっかりと把握しておき、進行しながら軌道修正を繰り返し、場合によっては中断することも辞さない姿勢が大切です。

そもそもプロダクトローンチの本質を見失わずに経営ができているのなら、倒産しようがないです。

なぜならプロダクトローンチは、見込み客の欲しいものを提供していくプロセスの中で信頼関係を構築し、こちらの商品に興味を持っていただけるよう、より良い未来を手に入れていただけるよう教育を行うものです。

そこでいい関係が築けていたら、何度も繰り返し購入してもらえるシステムなのです。そのフォローをしっかりとしていたら、ファンになってくれて「また買いたいです」と言ってくれるでしょう。

いかにそういうお客様を増やしていくのかを忘れ、プロダクトローンチを煽って大儲けする騙しノウハウだと思ったり、無理な賭けをしてしまうから、借金を抱えるようなことになってしまいます。

プロダクトローンチの原理原則に着実に従ってビジネスを行っていくのなら、あなたのビジネスは右肩上がりに安定した収入をあなたにもたらすでしょう。

そうならないとしたら、システムのどこかがちゃんと機能していないか、ずれたやり方をしています。そこをしっかりと見直していく必要があります。

5. まとめ

プロダクトローンチに限らず、何事においても、その原理原則をしっかりと押さえていることが大切です。経営をするのなら、数値をしっかりと出し、現状把握したうえで、できることを見ていきましょう。

プロダクトローンチをしたから会社が倒産したというよりも、その経営方法に問題があるから倒産します。

プロダクトローンチをするときにはできるだけ借金を抱えずに済むように、しっかりと現状把握して進みたいものです。