サイト売買情報|サイトの価格はどのように決まるのか?

日本でサイト売買が始まったのは2000年頃からと言われており、2000年10月にサイバーエージェントがツボックから「懸賞のつぼ」を買収した案件は大きな話題になりました。

その後大きな企業がサイト売買を行ってきており、今では個人が個人のサイトを売買するまでに幅が広がったサイト売買市場ですが、このようにサイト売買が行われるようになっている背景には、「サイトの価値が認められるようになった」ことが挙げられるでしょう。

小さなサイトは数万円から、大きなサイトになれば数千万円の価格が付くこともありますが、サイトの価格がどのように決まるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

そして、自分が運営しているサイトはどのくらいの価格になるのか気になっている方もいるかもしれません。

そこで今回は、サイトの価格はどのように決まるのかについて解説していきます。

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1.適正な査定を行いサイトの価格を決める

初めに一つ考えていただきたいことがあります。

「このサイトは、本当に売り手が所有しているサイトなのか?」

サイト売買をする際、「サイトは存在しているもの」という前提のもと取引が行われますが、この前提が確かなものという保証はありません。サイトは無形財産であり、手に取ることはできないので、実際に存在しているかわからないというのが事実です。

実際に、ネット上のみで取引をしてしまい、いざ引き継ぎという段階に入りそのサイトが存在していなかった、という事例もあります。

これはあってはならないことであり、また基本的にサイトは存在する前提であってほしいことですが、このようなリスクがあるということも知っておいていただきたいポイントです。

「そのようなこともある」と考えたときに、サイト売買の該当者以外の第三者が、サイトが存在するかどうかも含めてサイトを適正に査定し評価をすることが重要です。

査定基準やサイトの価格の決まり方を考える前に、公正な立場で適正な査定をする存在についても考えていただきたいと思います。

サイト売買における「デューデリジェンス」の重要性についても認識していただきたいと思います。

2.サイトの価格が決まる査定基準

さて、ここからはサイトの価格が決まる査定基準を紹介していきます。今回紹介する基準は一般的に言われている基準なので、査定する業者によっては違った項目を用意している場合もあるので、あらかじめご了承ください。

ここでは

  1. 収益
  2. アクセス数
  3. 会員数・メルマガ読者数
  4. SEO評価

について解説していきます。

2-1.利益

サイトからどのくらいの利益が上がっているのかに関しては、買い手が一番気になるところで、さらに査定する上で一番価値を付けやすい項目でもあります。

サイトの売上はもちろん、経費はどのくらいかかるのかも重要なポイントです。特にECサイトなどの場合は在庫管理など経費や一連の事業の中での人件費などもかかっているはずです。

ご自身でサイト売買を行う際に、経費のことを見ずに売上だけを見てサイトの価値を判断してしまう方も多く、失敗の元になってしまっています。

2-2.アクセス数

アクセス数と一括りにされてしまいがちですが、アクセスを分析するとPV数、UU数など、アクセスの内容にも違いがあります。

また、アクセスの流入はどこから来ているのか、についても判断材料になります。検索からのアクセスが多いのか、ソーシャルからのアクセスが多いのか、など、細かく分析をすることができます。

例えば、ソーシャルからのアクセスが多い場合、一般的にソーシャルからのアクセスは一過性のものと判断されることが多いですが、もしそのソーシャルメディアに多くのフォロワーがいたら、そのソーシャルメディアからのアクセスは安定していると判断されることもあります。

その場合は、サイトだけでなくソーシャルメディアも譲渡の対象になることもあります。

2-3.会員数・メルマガ読者数

会員数・メルマガ読者数は「ユーザー資産」と言われていますが、ユーザー資産にも質があり、例えば所有している会員情報がメールアドレスだけなのか、住所や性別など属性を特定できる情報があるかでは、その価格も変わってきます。

また、メルマガ読者もランダムで集めたアドレスなのか、一定のことに関心がある人たちのアドレスなのかで価値が変わります。

2-4.SEO評価

近年、スマホの普及により検索からサイトへアクセスするユーザーが増えている傾向にある中で、SEOに対しての評価が高くなってきています。つまり、検索上位表示されることに対しての価値が高くなっているということです。

それに伴って、コンテンツマーケティングとかオウンドメディアとか言われていますが、「コンテンツSEO」がが重要視されている傾向にあります。

検索上位表示されていれば必然的にサイトへのアクセスが安定しますし、収益もある程度見込めます。そういった意味でも、現在収益が上がっていなかったりアクセスが伸びていなくても、SEOの側面から高い評価を得て、サイトに高値が付くことがあります。

3.売上が上がっていないサイトは価格はつくのか?

よくある質問のひとつに「売上が上がっていないサイトでも価格は付きますか?」というものがありますが、結論から言うと、現段階で売上が上がっていなくても価格は付きます。

ただ、サイトの価格を決める上で一番判断しやすいのは「収益性」なので、査定しにくいのは事実であり、最大限評価されない場合もあります。

そんなサイトを評価する上で見るべきポイントは「将来性・独自性」です。

3-1.将来性・独自性

将来性・独自性は数字では測ることはできませんが、価値を判断する上で一つの判断材料になります。サイト自体のコンテンツは充実しているけれど、今はまだアクセス数が少なかったりSEOで評価されていないサイトでも少し手を加えれば成長が見込めることがあります。

売り手にとってはこれ以上成長させられるリソースはないけれども、買い手がそのリソースを持っていればサイトが成長していきシナジー効果を期待できます。

独自性に関しては、そのサイトの内容が他には真似できないようなオリジナリティあるコンテンツの場合、それが付加価値になることがあります。

ただ、独自性に関しては「個人に依存しすぎる独自性」の場合は、逆に価値が付かなくなってしまうこともあります。それは、サイトを売買した後に運営者が変わってしまうとその独自性が損なわれてしまうことも考えられ、リスクと判断されてしまうからです。

その典型的なサイトといえば「ブログ」です。もしブログを売却することを検討しているのであれば、そのブログに価格が付くのか第三者に査定してもらうことをおすすめします。

【参考記事】個人が運営するブログに値段が付く条件

まとめ

サイトの価格を決める基準は明確には決まっていないため、その価値を判断するのは簡単ではないというのが正直なところです。なので、該当者同士でサイト売買をする際はどのような根拠をもってそのサイトに価格が付けられたのか精査する必要があるでしょう。

特にサイト売買に慣れていない方は、相手から提示された金額が妥当だと思ってそのまま話に乗ってしまうこともありますが、実はその値段は相場からは乖離していた、という失敗例もあります。

このような損をしないためにも、冒頭でもお伝えしたように第三者に査定をしてもらうことが重要です。