ネット選挙の時代、若者の投票率へ4つの提言

• 「18歳で選挙権なんてけしからん!!」
• 「判断力もないくせに」
• 「どうせ、投票にも行かないんだろ?」
まあ、まあ
そう決めつけないでください。まずは、国民の投票行動を
実際のデータから検証してみましょう。

若者は選挙に関心を
持っているのか
持っていないのか?選挙に関心がないとしたら
なぜ、関心がないのか?どうすれば選挙に関心を持ち
投票へ行こうとするのか?選挙の複雑なルールや
決まりごとは
果たして正しいのか?

ネット選挙が解禁され
若者が選挙と
どう関わろうとしているのか、これを読むことで
若者が選挙に対して抱いてる
意識を理解できることでしょう。

zikeidancta

1:若者の投票率は本当に低いの?

若者の投票率は、本当に低いのでしょうか?
以下の文章をご覧ください。

参議院選挙投開票日翌日の7月11日
総務省から18歳と19歳の
投票率が発表された。
18歳の投票率は51.17%と
既に発表されている全世代による
投票率54.70%と比較しても
遜色のない投票率であったことが分かった。引用元:『18歳投票率51%とノルマ達成、次は大人が応えろ!』

より詳しいデータは
総務省の『国政選挙における年代別投票率について』
を見ていただきたいのですが、確かに18歳、19歳の
投票率は決して低くありません。

しかし、20代、30代の投票率は
全年代の投票率と比べても
低いことがわかります。30代までを若者と呼ぶのなら
やはり、若者の投票率は
低いと言えるでしょう。

では、なぜ
若者の投票率は低いのでしょうか?
その理由を探っていきましょう。

2:若者の投票率を上げるにはどうすればいい?

ガベージニュースというサイトで
若者に対して以下のような
質問をしたそうです。

選挙がどのように変わったら
「投票しよう」と思う気持ちが
(今よりも)強くなると思うか、この質問に対する回答上位3つは
「インターネットで投票ができたら」で54.6%
「もっと候補者の比較がしやすければ」で26.7%
「もっと政治について知れる・学べる機会があれば」の25.7%
でした。引用元:『若者の投票率を上げるのには「インターネットで投票可能に」が最多』

上記の回答を見る限りでは
若者投票率をあげるには、やはりインターネットを活用することに
一つの答えがありそうです。

2-1:インターネットで投票ができたら

若者の生活様式は
• テレビを持っていない
• 新聞を読んだことがない
• CDを買ったことがない
など
以前からは想像もできないほど
様変わりしています。

• 買い物するのも
• 銀行振込も
• レンタルビデオも
ほとんどのことが
ネットで完結する時代です。

たかだか投票するだけで
わざわざ投票所まで歩いて行くなんて「なんて原始的なシステムなんだ」
と思っていることでしょう。セキュリティや
秘密投票などの問題はあるでしょうが
『ネット投票』は是非とも
実現してもらいたいものです。

2-2:候補者の比較がしやすければ

ネット上には
様々な比較サイトがあります。
例えば
• 家電などの『物』
• ネット回線などの『サービス』

これら、企業の枠を超えた
消費者が知りたい情報が得られる
比較サイトが無数にあります。

若者は
値段やサービスの良し悪しなどを
比較するために
このような比較サイトを利用しています。ならば、候補者の良し悪しを
比較するための
比較サイトのようなものがあれば
と思っていることでしょう。

もちろん、候補者の政策や人柄などは
家電製品のように
単純に数値化できるものではありませんが、複数の候補者で一致している政策や
大きく異なる点はどこかなど、一目で候補者を比較できるような
サービスは必要なのかもしれませんね。

2-3:政治について知る・学ぶ機会があれば

国会中継を見ていても
大臣の発言の言葉尻を捉えて
責任を追及するだけでなぜ、その法案が必要なのか
法案のメリットやデメリットなどの
議論がなされてないように感じます。テレビや新聞のニュースを見ても
そこまで深く言及していません。

これでは、政治について
知ることも学ぶこともできません。わからなければ興味も湧かず
自分とは関係がない
と考えても無理はないでしょう。

政治家が
政治をわかりにくいものにしている
としか思えません。学校では何もしなくても
先生が授業で教えてくれますが、知りたい、学びたいと思うなら
ネットを駆使して
自ら情報を取りに行き、能動的に学び知ろうとする
必要があると思います。

国民を無知なままにしておくことが
賢い政治家の戦略なのかもしれませんね。

3:選挙のルールを変更する

時代が変化するにつれ
仕組みや制度も変化する。政治の世界の制度も
変化を許容していきながら
時代に合った形が求められるはず。

それが60年以上前の制度から
抜本的に変わらず
増改築を繰り返したばかりに条文それぞれに
矛盾が生じていることも多々ある。引用サイト:『ネット選挙が当たり前になった時代のこれから』

これは現行の選挙制度が
今の時代に合ってないことを
示唆しています。つまり
デジタルネイティブと呼ばれる
今の若者には、到底理解しがたい
アナログなシステムのまま
運用されている選挙システムなのです。

ネット選挙が解禁され
若者の投票率を上げたいのなら、若者が投票しやすいように
選挙のルールを
変更すべきではないでしょうか?

3-1:投票日のルールを変更する

現在のルールでは
『投票日に投票所で投票する』
という決まりになっています。

投票日とは
◯◯月◯◯日(日)と言う風に
たったの1日しかありません。例外として
期日前投票が認められていますが
なぜ、例外扱いなのでしょうか?

投票期間として
一週間ほどの日数を設け、この期間内なら
いつでも投票していいとすれば
もっと、投票しやすくなるでしょう。

3-2:投票所のルールを変更する

現在のルールでは
投票所は
『集会所や学校などの公的施設』
に設けられることになっています。

普段、全く利用しない場所へ
なぜ、わざわざ
出かけなくてはならないのでしょうか?通勤、通学でいつも利用する
駅の近くや
ショピングセンター内など、何かのついでに投票できれば
もっと、投票しやすくなるでしょう。

3-3:選挙期間のルールを変更する

現在のルールでは
選挙期間とは
公示日、告示日から
投票日の前日までですが、わざわざ、選挙期間を
設定する意味はあるのでしょうか?

候補者は選挙期間中
自身の意見を発信し
有権者の声に耳を傾けますが、それって
選挙期間中だけでいいんですか?

違いますよね。当選したいのなら
常に有権者のことを考え
自身の意見を訴え続けるべきだとは
思いませんか?

せっかく
ネット選挙が解禁されたのです。SNSなど有権者と向き合う
ツールがあるのだから、常日頃から
有権者との交流を
大切にして欲しいものです。

若者が期待する候補者とは
そのように地道に活動を続ける
候補者ではないでしょうか?決して、選挙期間中だけ
媚びをうる候補者ではありません。

4:乙武洋匡さんが若者へ贈る言葉

乙武さんのサイトから
若者へ贈られた言葉をご紹介致します。

若者にも政治に関心があること
若者も票を持ってることを
今回の選挙で少しでも見せてやろうぜ。そうしたら、少しずつ
政治家の目もこちらに向いてくる。
若者にも目線を向けた政策を
考えてくれるようになる。その次の選挙で
僕らはそうした候補に票を入れていく。
そして、またその次の選挙で――。すぐには、むずかしいと思う。でもさ、オレはあきらめたくない。だってさ、オレたちの国じゃん。
無関心じゃいられないよ。「どうせ変わらないから、指くわえて見てろ」だって?俺にはくわえる指もないからさ
こうやってあがいて、さけんで
勉強していくよ。引用元:『選挙に行かない君へ』

政治を動かすのは誰でしょうか?
そうです、投票した人です。政治家は投票してくれる人の
意見を吸い上げ
投票してくれる人のために
法律を作り政策を立案します。

若者のための政策を実施しても
若者の票が得られないのなら
政治家は当然
若者を切り捨てるでしょう。良くも悪くも
民主主義とはそう言うものです。

年代別の投票率という
データもあるのですから「自分の一票では何も変わらない」
とあきらめるのではなく、とにかく投票さえすれば
投票率の高さが
データとして示されるので
政治家も無視できなくなるはずです。

支持できる候補者がいないのなら
白票でもいいじゃないですか。
それでも投票数として
カウントされるのですから。若者にも高齢者に負けないほどの
存在感を示してほしいと思います。

5:まとめ

若者に対して
• 「投票へ行きなさい」
• 「投票は国民の義務だぞ」
などと言うのは簡単です。

そして、若者も
投票へ行かなければならない
と言うことは理解しているはずです。

棄権した理由として多いのは
• 適当な候補者も政党もない
• 選挙にあまり関心がない
• 政党の政策や候補者の違いがわからない
• 仕事があった
などですが、本気で投票したければ
最優先で投票へ行くはずですよね。

結局、『棄権した理由』とはいっても
理由ではなく
単なる言い訳に過ぎないのです。

毎回、投票へ行く親の元に
生まれた子は
高い確率で投票へ行くようになる
と言うデータがあります。とすると
若者の投票率が低いのは
我々大人の責任だと言えるでしょう。

私と同年代の友人知人にも
政治や選挙に
関心を示さない人が多いです。棄権する唯一の理由は
『棄権することに罪悪感がない』
ではないでしょうか?

棄権理由を元に
選挙制度を変えたとしても
棄権することに罪悪感がなければ
何も変わらないのではないでしょうか?

誰にも損害を与えず
自分にとっても
なんら損害がないように見えますが、権利を棄てるとは
一体どう言うことなのかあなたは若者に対して
説明できますか?

若者へ投票を促したり
選挙制度を変えることを
考える前にまずは、我々大人こそ
変わらなければならないのでは
ないでしょうか?