5分でわかる!ネット選挙のメリットとデメリットを分かりやすく解説!

いきなり、質問します。あなたは『ネット選挙』について
理解していますか?「…?」そうですよね。
いきなり聞かれても
わかりませんよね。

では、質問を変えます。ネット選挙の
『解禁前』と『解禁後』で
何が変わったと思いますか?「ん〜…」なるほど。
わからなくても大丈夫ですよ。
みんなわかってないんです。

もちろん
有権者としての立場。
候補者としての立場。それぞれの立場によっても
違うと思いますが、これさえ読めば
今更、人には聞けないネット選挙の
メリットとデメリットが
理解できるでしょう。

zikeidancta

1:ネット選挙の有権者のメリット

1-1. 時間・場所にとらわれない

ネット選挙では有権者に対して
どのようなメリットがあるのでしょうか?一番に挙げられるのが
時間や場所にとらわれずに
情報が得られることでしょう。

スマートフォンがあれば
自宅でも、職場でも、移動中でも候補者が
どのような意見や政策を
主張しているのか?最近の動向や
街頭演説、集会の日程などいつでも、どこでも
確認することができます。

1-2. 自分の意見を候補者へ届けられる

候補者に対して
言いたいことがあれば、ウェブサイトに書き込んだり
SNSでメッセージを送ったり自分の意見を直接
候補者へ届けることができます。

「電話や手紙で届けることもできるぞ」と思われる人もいるかと思いますが、よほど政治に関心があり
候補者に対して
強い思い入れがある人は別として、わざわざ、そこまでするのは
ハードルが高いと思います。SNSなら友達感覚で
ちょっとした疑問点を質問したり
要望を寄せることが容易でしょう。

1-3. ネット上で候補者を応援できる

従来、候補者を応援したい場合は
運動員やボランティアとして
チラシをポスティングするなどが
代表的な応援方法でしたが、ネット選挙の解禁により
ネット上で応援することが
可能となったのです。

SNSで応援メッセージを送ることも
一つの応援の形かもしれませんが、それだけでは
票にはなりませんよね。本当に応援するということは
一票でも多く得票させるということです。

そのための第一歩は
候補者の意見や政策を
多くの人に届けること
ではないでしょうか?具体的には
候補者がSNSで発信している情報を
フォローして拡散させることです。

他にも
候補者が活動している様子を
スマートフォンのカメラで撮影して
SNSに投稿することもできます。ネット上で候補者を応援するということは
候補者の顔や名前
政策や活動の様子などを
多くの人へ届けるということなんですね。

1-4. 落選運動ができる

「落選運動なんてしていいの?」と疑問に思われるかもしれませんが
大丈夫、できるんです。

「人道的にどうなの?」
という疑問もあるでしょうが、身分を明らかにした上で
正々堂々と責任を持って
批判したり、反対意見を述べることは
言論の自由として保証されています。

選挙とは
賛成意見も反対意見も
あらゆる立場の人たちが議論し
候補者をふるいにかけることです。候補者として
ふさわしくない人が
立候補する可能性もありますよね。

ふさわしくない候補者を
落選させることは
とても重要な運動なのだと
理解してください。以上、ネット選挙が有権者にもたらす
メリットを見てきました。

次は、候補者にとってネット選挙には
どのようなメリットがあるのか
見ていきましょう。

2:ネット選挙の候補者のメリット

2-1. 顔や名前を広く知ってもらえる

立候補した時
まず最初にするべきことは
なんだと思いますか?そうです。
立候補したことを
有権者に知ってもらうことですよね。

『ポスター』や『ビラ』は
従来通り利用していくと思いますが、ネット選挙では
ウェブ広告や政党のホームページなどで
有権者に知ってもらうことが可能です。

SNSでファンを増やすのも
効果的でしょう。『ポスター』や『ビラ』は
制作費や印刷代がバカになりませんが、SNSでファンを増やすのは
無料でできます。

ネット選挙により
候補者が得られるメリットの一つとして
無料で多くの人に顔と名前を
知ってもらうことができるのです。

2-2. 意見や政策を広くアピールできる

意見や政策をアピールするには
従来は街頭演説が主な手段でした。

街頭演説では
その時間、その場所に居合わせた人にしか
訴えかけることはできませんが、ネット選挙では
街頭演説の様子を撮影して
YouTubeにアップしSNSで拡散させる
という利用方法があります。

そうすれば
その場に居合わせなかった人にも
意見や政策をアピールすることが
できますよね。ネット選挙により
その場に居合わせなかった人にも
意見や政策を訴えかけることが
できるようになったのです。

2-3. 口コミでの拡散が期待できる

積極的に候補者のことを
口コミで伝えてくれるのは
熱烈な支持者だけだったのでは
ないでしょうか?それが、ネット選挙では
SNSで発信したことが
気軽にファンがフォローしてくれて
拡散されやすくなります。
• 「こんないい候補者がいるよ」
• 「あの候補者こんなこと言ってたよ」
などと、ファンが投稿してくれても
拡散されます。

ネット選挙により
わざわざ、時間をとって
直接、人と会わなくても候補者の一言がネット上に拡散され
顔や名前、政策などが
多くの人に知られるようになるのです。

2-4. 有権者とのコミュニケーションが図れる

有権者とコミュニケーションを
図る最大の目的は
親近感を持ってもらうことですよね。初めて会った人よりも
毎日会ってる人の方が
より親近感が持てます。

毎朝の通勤で
同じ電車に乗る顔ぶれは
話したことがなくても
親近感がありませんか?選挙では
より親近感がある候補者に
投票したくなりますよね。

その効果を狙って
• 選挙カーで走りながら手を振ったり
• 駅頭で挨拶したり
• 握手を交わしたり
直接触れ合う回数を重ねることで
コミュニケーションを
図ってきました。

ネット選挙で
直接触れ合う回数を重ねることは
SNSでの定期的な情報発信に当たります。投稿する内容云々よりも
有権者の目に留まることが
重要なのです。

有権者との接触回数を増やすとともに
SNSでメッセージのやり取りをしながら、有権者の声を集め
コミュニケーションを図り
より親密な関係を築いていけます。

ネット選挙では
直接会わなくても
有権者とコミュニケーションを
図っていけるのです。

2-5. 支持・不支持が事前に把握できる

SNSには
『ファン解析ツール』
というものがあります。

候補者の投稿に対して
• どのくらいフォローされたか?
• それがどう拡散されたか?
などが可視化できるツールです。

これにより
どのくらいの支持が得られるのか
事前に分析することができます。従来は電話で個別に連絡して
投票を約束してくれた人数を
割り出していましたが
• 電話回線の契約
• 通話料
• 電話オペレーターの人件費
などは相当な経費だったことでしょう。

ネット選挙により
膨大な経費をかけずに票読みができ指示・不支持が
把握できるようになったのです。

3:ネット選挙のデメリット

3-1. 誹謗中傷・名誉毀損・侮辱の拡散

『誹謗中傷』とは
事実に反することや事実を歪めて
公表することです。

『名誉毀損』とは
人の社会的評価を低下させることです。『侮辱』とは
人を辱めることです。

ネット上では身分を明かさなくても
• 誹謗中傷
• 名誉毀損
• 侮辱
などの良からぬ噂を
拡散させることが容易にできるのです。

候補者にとっても
迷惑なことですが、有権者にとっても
適切な判断ができなくなりますよね。ネット選挙では
誹謗中傷・名誉毀損・侮辱など
良からぬ噂が拡散されてしまう
危険性があるんですね。

3-2. なりすましの横行

『なりすまし』とは
身分を偽ることです。

身分を明かすことなく
ネット上で発言したい場合に
なりすましが横行するようです。なりすましの目的は
誹謗中傷・名誉毀損・侮辱など
良からぬ噂を流すためでしょう。

具体的には
SNSのアカウントを偽名で登録し
出所がわからないようにして、選挙に関する良からぬ噂を
流すようです。偽名でSNSアカウントを登録するのは
日常的によくあることですが、なりすましで
選挙に関する情報を流すのは
違法行為です。

選挙に関する発言をする場合は
出所と責任の所在を明らかに
しなければなりません。ネット選挙では、なりすましで
無責任な発言が拡散される
危険性があるんですね。

4:ネット選挙の今後の未来

4-1. ネット選挙先進国アメリカ

日本のネット選挙の
未来を占うために日本の先を行っている
モデルを参考にしたいと思います。

日本は今までも
経済や社会問題、若者文化など
あらゆることで
アメリカの後を追ってきました。ネット選挙に関しても
アメリカの後を追うことになる
と考えるのが自然だと思います。

アメリカは
ネット選挙先進国だと言われています。日本のネット選挙の未来を
占うにために
アメリカの制度を見ていきましょう。

アメリカはネット選挙に関して
ほとんど規制がないそうです。日本では禁止されている
『有権者による電子メールの送信』も
認められています。

未成年者の選挙運動も
日本では禁止されていますが
アメリカではボランティアとしての
活動が認められています。一番大きな違いは
アメリカの大統領選挙では
『ネットで募金』を呼びかけている
ことではないでしょうか?

そして、最も関心が高いと思われる
ネットによる投票も
アメリカの一部の州で実現しています。

4-2. 国家とは誰のものか?

ここで少し
選挙の話から逸脱します。

アメリカは様々な面で
日本よりも進んでいる理由を
考えて見ましょう。アメリカと日本の
根本的な違いは何か?
と考えた場合『一つの問い』の『答え』が
違うのです。

その問いとは
「国家とは誰のものか?」
という問いかけではないでしょうか?アメリカの答えはとてもシンプルで
『国家とは国民のもの』です。

翻って、日本の答えは未だに
『国家とはお上のもの』
という認識が
根強いと思えてなりません。政治家も官僚も一般国民も
意識には登らなくても
『国家とはお上のもの』
という認識なのだと思います。

そうでなければ
日本の意味のない規制を
説明することができません。学校も会社も
組織という組織が
規則でがんじがらめなのも『民衆は上から押さえつけるもの』
という考えに則しているのでしょう。
• 規制緩和だ
• 働き方改革だ
• 教育改革だ
• 情報公開だ
などと唱えても『国家とはお上のもの』
という考えのもとでは
全てが虚しく聞こえます。

ネット選挙制度も
『お上が管理するもの』
だとするならば、アメリカの自由な制度を
真似したとしても
矛盾を抱えたままのネット選挙に
なってしまうのではないでしょうか?

4-3. 最終的な責任は誰が取るのか?

暗い話になってしまいましたが
一縷の望みがあるとすれば、それは、国民が自由に
ネットを使えること
だと思います。

ネットで自由な意見を発信し
誰もが閲覧できる、そうすることで
国民一人ひとりの認識も
変わってくるのではないでしょうか?『国家を国民の手に取り戻す』
というと大げさでしょうか?
• 日本の長い歴
• 根深い深層心理
などを考えると
長い長い戦いになると思います。

ネット選挙の未来
ひいては日本の未来は我々、国民一人ひとりが
自分の頭で考えて
選択し決断していくのです。お上が決めて
与えてくれるわけではありません。

日本の運命の責任を取れるのは
政治家でも官僚でもありません。最終的な責任を取れるのは
我々国民一人ひとりに他ならないのです。

4-4. 国家のあり方

アメリカから学ぶとすれば
それは単なる制度だけでなく『国家は国民のもの』
という精神ではないでしょうか?ネット選挙の未来を予測するならば
小手先の制度改革のような
議論にとどまらず、国家を国民の手に取り戻し
息苦しさや、生きづらさから解放された
素晴らしい国家のあり方が
見えてくると思いませんか?

5:まとめ

ネット選挙には
時間や場所に縛られない
というメリットもあれば、無責任な発言が拡散される
というデメリットもあります。

どのようなものにも
作用があれば
反作用があります。薬も副作用があることを承知の上で
効能に期待して服用しています。

副作用止め
という薬があるのをご存知ですか?文字通り
薬の副作用を抑える薬です。ネット選挙でも
メリットは享受し
デメリットは極力
抑え込む必要があると思います。

学校のいじめも
今やネット上の書き込みに
置き換わってきています。いじめに繋がる書き込みを
監視するサービスもあるほどです。

ネット上で選挙運動をするのなら
ネットの監視体制を
強化するべきでしょう。犯罪と取り締まりは
イタチゴッコなので
完全に封じ込めることは
難しいかもしれません。

「そこまでしてやる価値はあるのか?」
と思われるかもしれませんが、ネット選挙には
それだけの価値があると思います。

選挙を国民の手に取り戻し
代表者としてふさわしい候補者を
送り出そうじゃありませんか。あなたはそのための
ネットというツールを
手にしたのです。

そして
日本という国家のあり方を決めるのは
日本国の主権者である
あなたなのです。