実は身近な存在!ハッカーとは一体何者なのか詳しく

 

「企業のコンピューターシステムが侵入されて大量のメールアドレスが流出。」

「政府機関のサーバーが侵入されデータを改ざんされる。」

「クレジット会社のウェブサイトが攻撃され数日間サービスを停止する。」

「それぞれの被害総額は数億円規模。」

 

などといったニュースを目にすることも珍しくなくなりました。

 

コンピューターやインターネットは現在では我々の生活に欠かせないインフラとなっています。

水道や道路と同じように情報を我々のもとに流通させるものです。

 

正しく使われていれば多くの恩恵がもたらされるものですが、不正な裏技を使いデータを盗んだりサービスを停止させるサイバー犯罪者たちが存在しています。

 

報道されるときに彼らはハッカーと呼ばれています。

 

なんだか得体のしれないハッカーの本当の姿とは?

著名なハッカーやどうすればなれるか?

…などをを紹介していきたいと思います。

 

 

zikeidancta

 

1.ハッカーの正体

1-1 ハッカーとは

 

Wikipediaによればコンピューターや電気回路一般について常人より深い技術的知識を持ち、その知識を利用して技術的な課題をクリア(なかったことに)する人々のこと。

オールマイティーに様々なコンピューター技術に通じる人々の総称。

…とされています。

 

ハッカーの語源のハックとは

「雑だけど巧く動く間に合わせの仕事をする」

「斧ひとつだけで家具を作る能力のある職人」

「冷蔵庫の余り物で手早く料理を作る」

といった意味合いの言葉です。

 

コンピューターや電気回路を深い部分まで理解しているからこそ、アイデアが閃いて素早い仕事ができたり、見事な応急処置ができたりします。

そんな「ハック」できる人のことがハッカーと呼ばれます。

コンピューターのエンジニアやマニアの世界ではこれは尊称になります。

 

 

1-2 悪いハッカーは「クラッカー」

 

さてここで気になるのは一般的にはコンピューターセキュリティーの隙をついて不正利用をする者が「ハッカー」と呼ばれていることです。

これはマスコミが「ハッカー」という言葉を使うときにコンピューター技術に精通したサイバー犯罪者というニュアンスで語られているためです。

犯罪を行わない正統派のハッカー達からはこの言葉の使われ方はよく思われていません。

 

コンピューター技術に精通して犯罪行為を行う人々は「クラッカー」と呼ばれ、その行為は「クラッキング」と呼ばれます。

 

クラックとは「割る」「ヒビが入る」などの意味で、クラッカーとは文字通りコンピューターシステムを破壊する人々です。

 

犯罪といっても愉快犯的な単なる悪ふざけのようなものから、データや他人の口座の金を盗むもの、システムをダウンさせ脅迫するもの、など様々な種類があります。

 

愉快犯的な連中は10代の子供だったりしますが、アジア某国のように国家レベルでクラッキングを行う例もあります。

 

2014年ソニーピクチャーズエンターテイメントがクラッカーの攻撃を受けて,

重要情報の流出、サイトの機能停止などの被害を受けた事件は、アジア某国が行ったものとFBIは断定しています。

 

 

1-3 人物像

 

彼らの多くは幼少の頃からコンピューターに慣れ親しみ、特別な教育や訓練をせずとも独学でコンピューターについて学んでゆきます。

学ぶというよりはただ楽しいから探求しているといった方が正しいでしょう。

 

そう、彼らを動かしているのは知的探求心です。

 

これはどんなシステムで動いているのか?

こんな改良をしたらもっとよくなるんじゃないか?

 

といった探求や試行錯誤を繰り返しているうちに他人からみたら魔法にみえるような技術をもつようになります。

 

ステレオタイプ的な人物像としては内向的で周囲になじめず孤独だけど探求心好奇心の旺盛な少年や少女が、コンピューターに出会ってその世界を探求しているうちに、人が驚くほどの技術を身につけてしまった人物。

となります。

 

成長の過程で残念ながら反社会的なパーソナリティーを持ってしまった人はクラッカーになってしまいます。

 

アスペルガー症候群の者も少なくないと言われています。

(アスペルガー症候群とは自閉症の一種、コミュニケーションに障害があるが、特定の分野に特異な才能を示す)

 

 

2.著名なハッカー

 

では次に世界的に著名なハッカーを紹介しましょう。

 

2-1 ステファン・ウォズニアック

 

言わずと知れたアップル創業者の一人である「もうひとりのスティーブ」。

愛称は「ウォズの魔法使い」です。

 

IQは200と言われハード面ソフト面共に芸術的といえる設計センスの持ち主でアップルの最初と2番目の製品、Apple1とApple2の設計者です。

13歳で原始的なコンピューターを作り科学コンクールで優勝しました。

大学在学中にジョブズと出会い意気投合。

電話のただ掛け装置をウォズが作りジョブズが販売したのが二人の最初のビジネスでした。

のちにApple1とApple2を世に送り出しアップルの黄金時代の基礎を作ります。

 

世界中のエンジニアから愛されている正統ハッカーです。

 

 

2-2 ティム・バーナーズ・リー

 

World Wide Web、URL、HTTP、HTMLの開発者です。

つまり現在のインターネットの基礎を作った人物。

 

数学者夫妻の子として生まれ、オックスフォード大学在学時にはハンダごてを使って自作コンピューターを作りました。

欧州原子核研究機構(CERN)に在籍中に研究者間の情報共有のためのシステムとしてWWWを開発し、社会貢献のために特許も取得せず使用料も徴収せずに公開しました。

 

彼のおかげで現在のネット社会が実現されています。

ありがとうティム!

 

 

2-3 リーナス・トールバルズ

 

Linuxの開発者。

フィンランドのヘルシンキ出身。

ヘルシンキ大学在学中にLinuxを開発し公開しました。

 

LinuxはWindowsやMacといったOSの一種ですが、そういった企業が提供するものと違って誰でもがその開発に加わることができます。

そのため世界中のハッカーがよりよいOSにするために開発に参加しています。

そういった仕組みをオープンソースと言いますが、これはハッカー文化にとてもマッチしたものです。

Linuxは世界中に普及してパソコンやサーバーのみならず携帯電話やデジタル家電にも使われています。

 

開発の手法やそのシンプルさは画期的で世界中のハッカーから尊敬されています。

 

 

2-4 リチャード・ストールマン

 

アメリカ合衆国のプログラマー。

ハーバード大学を卒業してからMITの人工知能研究所に所属してました。

 

プログラマーとして超一流で多くのソフトウェアを開発。

上記のLinuxには彼の開発したGCCというソフトウェアが組み込まれ、それがなかったら大きく違ったものになっていたと言われています。

彼はハッカー精神から「コピーレフト」を推進する活動をしています。

 

「コピーレフト」とは

 

「コピーライト」(著作権、複製禁止、無断転載禁止など)に対抗して、著作権を維持したまま全ての者が著作物を利用・再配布・改変できなければならない。

という考え方です。

 

彼に共感したハッカー達によりLinuxも含めて大きなオープンソース運動に発展していきました。

そのあり方、行動などで世界中のハッカーに影響をあたえた人物です。

 

 

2-5 下村 務

 

愛知県名古屋生まれ。

父親はノーベル化学賞を受賞した下村脩。

 

1歳で両親と共に渡米し、12歳で高校に進学。

コンピューターセキュリティーの専門家でケビン・ミトミック(全米指名手配の有名クラッカー)の逮捕に協力しました。

 

ミトミックは逮捕後「君の技術には脱帽したよ」と下村に声をかけたそうです。

ミトミックとの追跡劇は「テイクダウン」という本になり、「ザ・ハッカー」として映画化もされました。

 

 

3.著名なクラッカー

 

ここでは残念ながら悪の道に進んでしまった

有名なクラッカー4人と1グループを紹介します。

 

3-1 ケビン・ミトミック

 

最も有名なクラッカー。

ロサンゼルス出身。

 

数億ドルに相当する企業の機密情報と2万件以上のクレジットカード情報を盗み、FBIに最重要指名手配されました。

ハッキングの技術も優れてはいたが、得意なのはソーシャルエンジニアリングというテクニック。

ソーシャルエンジニアリングとは人をだましてパスワードを聞き出したり、ゴミ箱の中の書類から情報を探し出したりする技術のことです。

さらに捜査の追跡をかわす嗅覚にも優れていて、捜査機関は何回も今一歩のところで彼を取り逃がしていました。

しかし前述の下村務のコンピューターに侵入したのが運の尽き。

下村はセキュリティーの専門家としてのプライドをかけて彼を追い詰め逮捕しました。

 

5年間服役したのち、これまでの経験を生かしてセキュリティーコンサルタント会社を設立。

元クラッカーとしてその能力を存分に発揮しています。

 

 

3-2 ウラジミール・レビン

 

ロシアのサンクトペテルブルク出身の数学者。

史上初のサイバー銀行強盗。

 

シティーバンクのネットワークに侵入し他人の口座から10億円を超える金額を盗み出した。

アメリカで逮捕されほとんどの金は回収できたが、4000万円の行方はいまだ知れず。

彼がシティーバンクに侵入した正確な方法は、いまだに誰にもわかっていません。

 

 

3-3 マイケル・カルセ

 

カナダのケベック出身。

ハンドルネームはマフィアボーイ。

 

高校生の時にヤフーやアマゾンなどのウェブサイトに対してサービス不能にさせるDos攻撃をしかけて成功しました。

被害総額は7億円に相当します。

チャットルームで自分がやったと自慢したことから逮捕されました。

 

やることはでかくても中身はこどものようです。

 

 

3-4 マックス・バトラー

 

アメリカのアイダホ州出身。

 

8歳でプログラムを作れるようになり、高校生の頃には国防総省のコンピューターに侵入できるようになっていました。

そのことを知ったFBIは彼をサイバー犯罪捜査の協力者としてリクルートし、様々なサイバー犯罪者の摘発に協力することになります。

これによってサイバー犯罪の手口を知り、また大金が稼げると知った彼はついに自分の技術を悪用し始めました。

クレジットカード情報を手に入れ闇サイトで販売すると面白いように売れて大金が稼げるようになりました。

競合の闇サイトをクラッキングして潰し、闇市場を独占してさらに大儲けするようになっていきました。

さすがにFBIに目をつけられておとり捜査にひっかかって逮捕されました。

盗んだカード情報は200万件、稼いだ金額は100億円以上と言われます。

 

 

3-5 アノニマス

 

こちらは個人のクラッカーではなく集団。

リーダーがいて命令を下すといった組織ではなく、ネット上のハッカークラッカー達が緩やかにつながりを持った国際的なネットワークです。

アノニマスというのは匿名という意味。

政治的な抗議活動の手段としてクラッキングを行います。

インターネット規制を行おうとする政府や非民主的独裁国家の政府のサイトへの攻撃、ウィキリークス潰しに協力するクレジット会社への攻撃、ISIL(イスラム国)関係のサイトやSNSのアカウントの乗っ取り、などを行いました。

日本の厚生労働省のサイトが攻撃を受けたこともありました。

 

 

4.ハッカーのなりかた

 

誰もが優れたハッカーになれるわけではありませんが、なるために最低限必要なことを紹介してゆきます。

 

4-1 まずプログラミングを身につけろ

 

プログラミングは何よりも根本的なハッキング技術です。

学ぶべきプログラミング言語はPython、Java、CまたはC++、Perl、LISPです。

上記の五つは重要なハッキング言語であると共に、プログラミングに対して全く違うアプローチをしているので、とても有益な勉強になります。

 

初心者が学ぶならまずはPythonがおすすめです。

 

スキルを上げてゆくにはひたすらコードを読み、そしてコードを書いてゆくことです。

 

慣れてくれば綺麗なコードと汚いコードがあることがわかってくると思います。

綺麗なコードをよく読んで自分もそんなコードが書けるようにひたすら書いてゆきましょう。

 

 

4-2 Linuxをインストールして使いまくりましょう

 

Windowsではコードを読んだりいじったりすることはできませんし、Mac OSでも一部のコードしかみれません。

でもUNIX系のOSならコードを読んだり改変したりができます。

さらにUNIXはインターネットのOSでもあります。

UNIXがわからずにインターネットハッカーになることはできません。

 

UNIX系のOSは数多くあります。

中でもLinuxなら他の世界中のハッカーに好まれているし、ユーザーのコミュニティーも多くあるので困った時の助けは求めやすいです。

なにより無料のものが多いので助かります。

 

linuxはカーネルと呼ばれるOSの根幹部分のことで、実際に動かすアプリケーションソフトなどは世界中の個人や企業が開発し、それぞれパッケージ化しているので数多くの種類があります。

パッケージ化されたものをディストリビューションといい、これもまた数多くの種類があって、有料だったり無料だったりします。

 

初心者ならubuntuという無料ディストリビューションがおすすめです。

日本語環境版もあります。

 

ubuntu Japanese Team

https://www.ubuntulinux.jp/home

 

 

4-3 ホームページを作ろう

 

まずはHTMLやCSSというWebの言語を習得する目的で作ってみましょう。

 

一番初めはテンプレートを使って作るのもいいでしょう。

作っているうちにこれはダサいから変えたいと思ったり、このレイアウトを変えた方がより閲覧しやすくなるとか、いろいろ出てくると思います。

そこからが学習の始まりです。

 

カッコいいホームページより見やすくてわかりやすいものを目指すのがいいと思われます。

 

そして慣れてきたら情報を発信してゆきましょう。

他のハッカーたちに有益な情報、興味を引く情報を発信してゆけば、あなたのところにも有益な情報が集まってきます。

 

 

4-4 英語を身につけよう

 

世界中のハッカーたちの公用語は英語になってます。

技術用語が英語では豊富なのがその理由のようです。

彼らとコミュニケーションをとりたければ英語の習得は必須です。

そしてまともに相手をされたければ、正しい美しい英語を使えるようにならなければなりません。

酷い文章を書く人には綺麗なコードが書けない、そして綺麗なコードを書けない人とは付き合いたくない、と彼らは思っています。

 

 

4-5 問題解決を楽しむ心と贈りもの精神

 

これはハッカーとしてのマインドセットです。

 

コードを読みコードを書いているうちに何らかの問題に気付くはずです。

問題を発見したら喜びましょう。

そしてそれを解決することを楽しみましょう。

問題解決を楽しむということはあなたの技術を確実に高めてくれます。

つねにおもしろい問題を探しそれを解決する事を楽しむマインドを持ってください。

 

おもしろい問題を解決したら他の人にもシェアをしましょう。

その解決法が素晴らしいものだったら、他の人にとっても利益になります。

他の人がその問題を解決するための時間を使わずにすむからです。

時間は有限です。

貴重な時間を節約したあなたのハッカーとしての評価は高まります。

 

このようなシェアの精神がハッカー社会にはあります。

他の人に無償で利益をあたえる、つまり贈り物をする精神がハッカーとして生きていく上で大切なことです。

 

 

 

 

6.まとめ

弊社は「ホワイトハッカー」と自称しております。

ハッカーは日本においては悪いイメージが強いので、「正義」「綺麗」「正当」の意味を込めて「ホワイト」を付け加えました。

 

ハッカーとはプログラムを操り悪さをする人々ではなく、高い技術と志をもって王道をゆく人々だと理解していただければと思います。

 

道具は使う人によって、誰か守るものになったり、誰かを傷つけるものになります。

人を傷つけるよりも、喜んでもらったほうが気持ちが良いです。

弊社では、そんな優しい気持ちをもったハッカーを募集しています。

 

いかがでしたでしょうか?

この記事がハッカーに対するあなたの理解の手助けになったなら幸いです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 


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