ECサイトを売却する方法|資産を高額で売るための知識とは?

「ECサイトを売却したい!でも、売却をするには何をどうすればいいのかわからない…」

「できれば高額で売却したいが、気をつけるところがわからない…」

と頭を悩ませている人は多くいます。

ECサイトは貴重な資産です。 なぜなら、制作者がサイトを成長させるために投資した労力やお金などが詰まっているからです。資産を売却したいということは、何かしらの問題を抱えているのかもしれません。新しいことに挑戦するための資金がほしいのか、事業が手に負えなくなってしまったのか、理由は様々でしょう。

ECサイトを資産と考えると、売却するなら少しでも高く売らなければ今まで投資してきた労力とお金が無駄になってしまいます。ここで重要になるのは、ECサイトを売却するための適切な方法と市場の知識です。サイト売買による利益の最大化のためにも、細部まで把握しておきましょう。

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1.ECサイトの売却基準

サイト売買の市場は『買い手が7割・売り手が3割』と言われており、買い手が圧倒的に多いのが現状です。つまり、売り方次第ではすぐに売れてしまう状態なのです。

ECサイトの売却基準として、

  • デザイン性は優れているか
  • 商品の差別化はあるか
  • PV数はどのくらいあるのか
  • 販売実績はどうなのか
  • 顧客単価はどうなのか

などが挙げられ、購入する人たちはここに注目しています。

上記の基準が誇らしいものと思えていなくても、安心してください。買い手はそのポイントを改善して収益を増すことも含め、購入を考えます。それはECサイトの将来性と評価され、価値が上がることすらあります。

2.ウェブサイトブローカーという仲介業者

サイトを売却するときに重要な役割を担うのがウェブサイトブローカーです。

ブローカーの主な役割は売り手に代わって交渉を進めるほか、売買されるサイトを適正に評価したり、購入候補者にサイトの売り込みをかけたり、販売した後のアフターフォローまでするなど多岐に渡ります。

つまり、ブローカーは売り手に代わってサイトを高く売却しようと全力を尽くすため、販売者の手間を大きく減らせるのです。

販売者が直接購入希望者と交渉することもできますが、ノウハウだけを盗まれたり、販売金額を安く見積もられたりするというトラブルが発生する可能性があります。心理的にも負担を強いられるトラブルを避けるには、ウェブサイトブローカーを活用したほうが無難です。

また、サイトの評価はサイトデューデリジェンスと呼ばれる調査活動を通して行われます。第三者による冷静なサイト査定は、極めて適正な結果となるでしょう。この調査結果をまとめたデューデリジェンスレポートは必ず目を通してください。

サイトデューデリジェンスの主な査定箇所は下記の通りです。

  • システム資産
  • 運営コスト
  • 将来性
  • 収益性
  • アクセス数

これらの項目を細分化して行われた調査により、サイトが秘めもつ財務面や法務面、経営面の価値から査定されます。ECサイトを売却する際は必ずサイトデューデリジェンスを行い、サイトの本当の価値・値段を把握しておきましょう。そうすることで、後腐れのない良い売却につながります。

3.ECサイト売却額の相場

一般的なECサイト売却額の相場は、売上から『原価』と経費・人件費・広告費などの『販売管理費』を引いた営業利益の2~3年分になります。また、年間売上の2.7倍を売却額とするケースもあります。

よって、売却額の計算方式は「営業利益×24(or36)=売却額」もしくは「年間売上金額×2.7~売却額」です。 当然、取引されるECサイトによって数値が変動するため、ここで挙げた相場はあくまでも目安としてお考えください。

4.売却後の引き継ぎ事項

ECサイトを売却した後は買い手に引き継ぎを行わなければなりません。「引き継ぎにスムーズさを欠く」と判断されてしまうと、デューデリジェンスはマイナス評価となります。ECサイトの売却は引き継ぎまで考慮して行いましょう。

主な引き継ぎ事項とは、

  • ショッピングカートのデータの引き継ぎ
  • 仕入れ先・仕入れ商品の引き継ぎ
  • 現在の在庫の引き継ぎ
  • 会員データ(顧客名、電話番号、メールアドレスなど)の引き継ぎ
  • 従業員の引き継ぎ
  • 決済代行の引き継ぎ

などです。

スムーズに事業を譲渡できるように、あらかじめデータや書類をまとめておくといいでしょう。

5.ECサイトを高額で売却するための確認点

ECサイトをより高く売却するためにはクリアすべき基準があります。いくつか例を挙げてみましょう。

  1. ドメインの年数
  2. 6年以上のビジネスの経歴
  3. 取り扱っている商品やサービスが、成長している分野にあること
  4. 取り扱っている商品やサービスが、流行に適していること
  5. Googleの更新プログラムによって収益が変動しないこと
  6. 取引先と有効な関係であり、多数取引先があること
  7. 所有者が関与せずに事業に取り掛かることができること
  8. レスポンシブが適応されていること

この8項目を満たすECサイトを売却する際、想像以上の高値になる可能性があります。売買のタイミングに左右される項目も多いですが、売却前に達成できそうな項目があれば対応しておくといいでしょう。

6.まとめ

ECサイトを売却するにあたって、資産を売却するのだと再認識してください。そうすれば、高く売るために必要な知識が自然と見つかります。

売却方法や市場知識を把握しておけば、売却するECサイトをより高値で売却する対策ができます。さらにウェブサイトブローカーを利用することで、手間を省きながらスピーディーかつ正確な取引をすることもできます。

ECサイトの売却を少しでも考えているのであれば、まずは自身のサイトの現状を確認するためのサイトデューデリジェンスを行うのをお勧めします。査定結果によっては、ポイントに絞って成長させてから売却するという判断もできるためです。可能な限りリスクを小さくし、サイト売買による利益を最大化させましょう。