【成功事例】サイト売却の流れを具体例をもとに紹介します

サイト売却に成功された“A社さん”にお話を伺いました。事例を元にサイト売却の流れを解説していくので参考にしていただければ幸いです。

サイト売買の基本情報

サイト売買期間:2017年3月
売却サイト:デジタルコンテンツの販売サイト
運営体系:法人

サイト売買の基本的な流れは

  1. サイト登録
  2. 審査
  3. 詳細情報のヒヤリング
  4. サイトへ掲載
  5. 買い手による検索・閲覧
  6. 交渉開始
  7. 交渉成立

このような7つのステップになって進んでいきます。

この流れが基本となりますが、実際に知りたいところはどんな情報を登録して、どんな買い手が現れて、どんな交渉が行われるのか?というところではないでしょうか。

zikeidancta

今回この流れを紹介するにあたり、

①サイト登録
②審査
③詳細情報のヒヤリング
④サイトへ掲載
→サイト登録期

⑤買い手による検索・閲覧
⑥交渉開始
⑦交渉成立
交渉期

の大きく2つに分けて紹介していきます。

サイト売買には相手もいることですので、紹介できる範囲は限られてしまいますが、できる限り分かりやすく紹介していきたいと思います。

1.サイト登録期

1-1.サイト登録

まず初めに売却希望のサイトをサイト売買仲介業者のサイトに登録します。登録の際にサイトの基本情報としてサイトのPL、トラフィック情報を入力します。項目は全部で40項目ほどありますが、各項目、一言二言の程度の回答で良いので大きな手間ではありません。

大まかな項目は、

  • サイトタイトルなどの概要
  • トラフィック情報
  • SEO対策系
  • 運営体制
  • 譲渡対象物
  • 売却理由
  • 売却希望者情報…など

です。

記入シート例

1-2.審査

必要事項を入力しサイトの登録手続きが完了したら、仲介業者がその情報を元に審査をします。ここで、そもそも掲載できないサイトと判断された場合はこの会社での売買はできません。基本的には審査は通ると思います。

1-3.詳細情報のヒヤリング

サイトが審査に通ったら掲載前に詳細情報のヒヤリングが行われます。ヒヤリングが始まると今後は仲介業者や買い手候補とのやりとりがはじまりますが、そのやり取りの方法について聞かれます。

その方法として選択できるのは、

  • 直接お会いしてのやり取り
  • スカイプ
  • チャットワーク

の3つから選ぶことができます。今回サイトを売却されるA社さんは地方の方だったので、チャットワークでのやり取りをご希望されました。

※最終的な契約締結は売り手、買い手、仲介業社の3者が直接お会いすることになります。

さて、ヒヤリングに必要な情報を所定の雛形にデータを入力するのですが、その項目は最初にサイトを登録した際に入力するデータよりも細かな情報を載せることになります。ここで記載するデータは買い手候補に渡り、交渉に使われる基本情報となります。のちに、このデータの整合生を確認するためにGoogleアナリティクスのデータや売上が入金された通帳の確認が行われます。

①PL情報

サイトの直近過去12ヶ月のPL情報をシートに沿って記載します。

項目は、

  • 基本トラフィック情報(PV、UU)
  • 売上の内訳
  • 仕入れ
  • 販管費(広告費、人件費、サーバー代等)

です。

ここに記入した情報は虚偽ではないことの同意を求められます。

②SEO情報

SEOで上位表示されているキーワードについてシートに沿って記載します。

項目は、

  • 検索順位20位以内のキーワード
  • リスティング出稿ワード
  • インデックス数
  • 被リンク数

などです。

こちらのデータは、「Googleアナリティクス」や「Google Search Console」でデータが確認できます。

③質問シート

簡単な質問が用意されるのでシートに沿って記載します。

  • 集客方法
  • SEO対策の方法
  • サイトのオペレーション人数
  • サーバーのスペック
  • トラフィックのキャプチャ画像の提供

など、サイトの基本的な情報について質問されます。この質問項目に加えて、買い手候補から追加で質問をされることもあります。

1-4.仲介業社の掲示板に記載

ここまで終わったら初めて、サイト売却希望情報が仲介業社の掲示板に掲載されます。サイトを購入したいという方が掲載情報を見つけてくれるまでは待つしかありませんが、魅力的なサイトであれば買い手候補もすぐに現れます。

2.サイト売買交渉期

2-1.買い手による検索・閲覧

サイトが仲介業社の掲示板に掲載されると、サイトを購入したい人に基本情報を見てもらうことができます。ここで買い手候補が見つかるまで待機となります。

そして、買い手候補が見つかったら実際に交渉を開始することになりますが、今回のA社さんがん売却希望を出したサイトには最終的に10人の希望者が現れましたが、一番最初に名乗りをあげてくれた方と交渉を開始しました。

ここからがサイト売買の肝となる部分で、やりとりも多くなります。

最終的には買い手候補と仲介業者、売り手の3者でグループチャットを作ってやり取りをすることになりますが、候補が見つかった初期段階ではまだグループチャットを作らず、

仲介やり取り

というように個別チャットで仲介業者を介してやり取りをすることになります。

ここでは、買い手候補から初期段階の質問を、仲介業者を通していくつかもらいます。

基本的には、提出しているサイトの売上やトラフィックが正しいものなのかを確認するために、それを証明できる書類の提出になります。

  • Googleアナリティクス
  • 顧客台帳
  • 入金確認ができる通帳

これらの全てを確認することは両者共に手間がかかるので、ランダムで「○年□月の売上が証明できるものを見せてください」というようにポイントだけ抑えます。

また、Googleアナリティクスに関しては購入希望者の方から「アカウントの閲覧権限を付与してほしい」と依頼があったので、その希望に沿って権限を付与したそうです。

[aside type=”warning”]ここは注意すべきポイントですが、A社さんの場合、Googleアナリティクスを全て見られても問題は無いと判断されたため、閲覧権限を付与しましたが、サイトの種類によってはGoogleアナリティクスの情報を公開してしまうことで、サイトの機密情報を抜き取られてしまいます。

ITリテラシーが高ければ、アナリティクスの情報を閲覧しただけで同様のサイトを構築することができてしまいます。A社さんのように、公開しても問題無いと判断できた場合のみ、閲覧権限を付与するようにしましょう。[/aside]

2-2.交渉開始

購入希望者から基本的な質問が終わったら、本格的にサイト売買の交渉が始まります。

ここでのやり取りは、買い手候補と仲介業者、売り手の3者のグループチャットで行いますが、実際にチャット内でやり取りをするのは売り手と買い手候補のみです。仲介業者は閲覧をしていると思われますが、やり取りに入ってくることはありません。

直接やり取り

買い手の質問も具体的になってきますが、聞かれた内容は以下の通りです。

 

Q.ライバルサイトは存在するか

A社さんはライバルと思っている存在がいなかったため「ライバルサイトはありません」と答えたそうです。その上で、同様にデジタルコンテンツを販売しているライバルとなりうるサイトを紹介されました。

Q.アフィリエイターを繋いでくれるか、契約できるか

デジタルコンテンツをアフィリエイトしてくれる、優秀なアフィリエイターが数名いたそうですが、その方たちをサイト売却後もアフィリエイターとして継続してくれるように繋いでくれるのか?という点と、サイトのオーナーが変わってもアフィリエイターは引き続き契約しれくれるのか?という質問です。

アフィリエイターが居なくなればサイトの売上も変わってくるので、買い手候補にとっては重要かつ適切な質問です。

Q.サイト運営に必要な知識

サイトを運営するに当たってプログラミングなどの専門知識がどのくらい必要になるか、SEO対策はどの程度必要か、など、サイトを運営する際に最低限必要な知識に関しての質問もあります。

Q.商品に関する質問

デジタルコンテンツを扱っているので、ときに商品の更新が必要になりますが、その更新は依頼できるのか?など、商品に関する質問もあります。

Q.デジタルコンテンツのサポート対応

商品に関する質問の一つですが、デジタルコンテンツをネット上のみで販売しているため、購入者のサポート体制も整っていましたが、そのサポート対応の方法についての質問もあります。

やはり、サイトを運営するにあたって知っておきたいことを質問されています。

2-3.交渉成立

チャットワークでの交渉を経て、最終的には交渉成立となりました。しかし、実は交渉成立までスムーズに進んだわけではなく、一度、交渉が決裂したとのことです。

A社さんは売却希望価格を提示していましたが、やり取りをしていく中で相手の買取希望価格が決まったようで、その提示された金額が売却希望価格の75%の金額を提示されました。

当初から売却希望価格以下の金額で売るつもりはなかったため、交渉の余地を作らずにお断りをしまして交渉が終わりました。

しかし、仲介業者の方が買い手候補の方に「売却希望価格だったら売っても良い」というA社さんのの意向を伝えていただいたようで、買い手候補の方も納得されて、買い手候補がそれに納得をして売買が成立しました。

3.サイト売買を終えて

今回A社さんはお忙しい中でのサイト売買だったので交渉相手が一人だったり、チャットワークでの交渉になるという条件の中で交渉を進められました。

3-1.複数人とも交渉ができる

仮に交渉に時間をかけることができる方であれば、売買交渉を複数の方と同時に行い、売却したい相手を選ぶことも可能です。A社さんも最終的に10人の買い手候補が現れたため、複数の中から譲渡相手を選ぶこともできたと思いますが、条件が揃ったため最初の交渉相手の方で交渉を成立されました。

3-2.やり取りにストレスを感じることも

今回はチャットワークを使ってのやり取りとなりましたが、チャットワークは自分のタイミングで返信ができるため、一つひとつのやり取りに時間がかかってしまうこともあったようです。

やり取りの方法についてはサイト売買を初めてやる人は全く考えないところかと思います。これからサイト売買を行おうとしている方は、やり取りの方法についても相手と仲介業者とルールを設けるなどの工夫をすると良いでしょう。

4.サイト売買の流れ まとめ

サイト売買の流れを実例に沿って紹介しましたが、いかがでしょうか。

サイトの売却を検討されている方は、この流れを元にイメージされると良いでしょう。

売買交渉の中でサイトの価格を売却希望価格より下げて提案されることも多くあります。その際にどこまで下げても良いか、あるいは絶対に下げないのかなど、事前に検討しておくことをオススメします。

最低ラインを設けずにいると、交渉成立後に「よく考えれば納得できない値段で売却してしまった」ということにもなりかねません。

そのために、まずは自分のサイトの価値を知ることが重要です。サイトの価値に見合う妥当な金額はいくらなのか、客観的に把握しておきましょう。

それがサイト売買の流れの中での基準となるので、ブレも少なくなり結果的にスムーズに売却することが可能になります。