「20歳成人は遅すぎる!!」18歳選挙権の賛成意見と反対意見とは

「高校生はまだ子供だ」
「日本の若者は未熟だ」18歳選挙権を語る場合
よく聞かれる言葉ですよね。確かに
そのような側面は
あるかもしれません。

では、逆にお聞きしますが
日本の大人は成熟しているでしょうか?日本の大人は
今まで政治について
正しい判断をしてきたでしょうか?正しい判断をしてきたのなら
今の日本は
世界に誇る素晴らしい国に
なっているはずですよね?

もし、そうなってないのなら
何かが間違っていたのです。18歳選挙権は
若者に参政権を与えるだけに留まらず、我々大人にとっても
いかに政治に向き合っていくかが
問われているのではないでしょうか?

これを読むことで
18歳選挙権に賛成する理由が
理解できるでしょう。

zikeidancta

1:18歳以上に選挙権を付与

2015年6月17日に、選挙権年齢等を18歳へ引き下げる「公職選挙法」の改正が
参議院本会議で可決され、成立しました。引用元:ハッピーライフサポート『18歳選挙権について賛成と反対の意見をまとめました』

閉塞感のある
日本の国力を取り戻すには
若い力が是非とも必要です。少子高齢化で
若者の意見が反映されにくい
という問題もありますが、世代交代を促し
日本も若返りする必要性が
あるのだと思います。

2:18歳選挙権のメリット、デメリット

18歳選挙権の良し悪しは
様々な意見があると思います。例えば以下のようなものです。

2-1:18歳選挙権のメリット

• 若者の社会的責任感を育てられる
• 若者に社会的責任を担わせる
• 若者の意見を政治に反映できる
• 国際標準に合わせられる

2-2:18歳選挙権のデメリット

• 社会経験がない若者に政治的判断はできない
• 被選挙権が従来のままでは意味がない
• 他者の意見に傾いてしまう

現在、高校では
主権者教育というものが
なされているようです。デメリットと思われる事柄は
教育次第で改善できるのでは
ないでしょうか?

3:18歳選挙権に賛成?反対?

18歳選挙権の
メリット、デメリットとも
関連してきますが、賛成意見、反対意見の
一部を紹介します。

3-1:18歳選挙権の賛成意見

• 政治教育をしながら選挙権を与えるべき
• 若いうちから政治に関心を持たせるべき
• 世代間格差を縮めるためにも必要
• 国家や自治について考えさせるきっかけになる

3-2:18歳選挙権の反対意見

• 遊び半分で投票するのではないか
• 現在の20代以上の投票率を上げる方が先決
• 18歳に選挙権を与えたり成年とする議論は乱暴だ
• 高校卒業後なら賛成できる

賛成意見は
メリットとも重なりますが、反対意見は
少々、感情的ではないでしょうか?18歳は子供だと
初めから決めつけているようです。18歳は本当に
子供なのでしょうか?

4:18歳はれっきとした大人

4-1:大人と子供の境目

日本では
20歳を成人年齢としています。

なぜ、20歳になったかは
諸説あるようですが、生物として考えると
大人と子供の境目は、生殖機能が発達したかどうか
ではないでしょうか?男子なら精通を経験したか?
女子なら生理を経験したか?

しかし、人間は社会的な動物です。
生殖機能だけで
大人と子供を分けるには
無理があります。精神的な状態や考え方で
判断できるか、というと
これも難しいですね。幼稚な精神の大人もいれば
立派な精神の子供もいます。

では、どこで
大人と子供を分けるかというと、自分と他人の違いが
理解できるようになった時
ではないでしょうか?

満二十歳ではじめて社会と対面する、大人になるというのは、えらく遅すぎると思う。なぜかといえば、七、八歳から十歳ぐらいの年頃になれば、自分と社会とのけじめがはっきりとついてくるからだ。引用元:岡本太郎 著書『自分の中に毒を持て』

つまり、18歳は
れっきとした大人だと
認めてもいいのだと思います。

慰めの意味で
「完璧な人間なんていないさ」
と言われることも多いですが、人のDNAを見ても
欠陥だらけだそうです。英ケンブリッジ大学が179人のヒトゲノムを解読してみたら、本当に完璧な人間がひとりもいないことがわかりました!引用元:GIZMODO『人間はみなバグだらけ。完璧な人間なんていないことが遺伝子解析で証明される』

そうなんです
完成された大人なんて
この世には存在しないのです。つまり
18歳が大人か子供か
論じること自体
意味のないことなんです。大人から見ると
18歳は子供っぽく見えても生物学的にも社会的にも
立派な大人だと
いうことができるでしょう。

4-2:若者を子供扱いしない

1970年代以後の日本の高校は、生徒を「コドモ」扱いするようになった。リアルな現実の政治や社会について、生徒たちに知らせない/考えさせない場として作用してきた。第2次大戦後に発足した新制高校は、日本社会に民主主義を作り出し定着させるための重要な場として期待されていた。生徒たちを民主主義の担い手として育てていくことが期待されていたのである。引用元: WEBRONZA – 朝日新聞社『18歳に選挙権、賛成? 反対?』

1970年以前では
高校生は将来、国家を担う
一人前の人間として扱われ
期待の星だったのです。

18歳選挙権の実施が決まってから
高校では主権者教育が始まりました。高校生を子供扱いする弊害が
露呈されてきたからでしょう。高校生がなぜ子供っぽいかというと
子供扱いされているからです。

校則にがんじがらめにされ
屈辱に対して怒ることもなく
黙って従うのが
大人だと勘違いしているのです。どうせ自分には
政治や社会を動かすことなんてできない
と思わされてきたのです。

無気力、無関心になり
投票率が低いのも
当然ですよね?このような現象を断ち切るには
高校生を一人前の大人として
扱うことです。

校則をちらつかせ
言うことを聞かすのは
やめるべきです。今の若者は幼稚だ
と、大人は言いますが、大人が若者を
子供扱いしているからなのです。

5:まとめ

1970年生まれの私と同年代の
大人になった友人たちは
未だに無関心で諦めモードです。政治家の悪口を言うだけで
投票に行こうとはしません。

どうせ頑張ったって
収入は増えないし
楽な暮らしもできない。社会を変えようと思うなんて
無駄だ、とでも言いたげです。

そんな大人を見て育った子供達も
同じような思考パターンになります。
それが今の18歳です。この負の連鎖を
断ち切らなければなりません。

18歳選挙権は
単なる制度改革にとどまらず、日本人の生き方や価値観などの変革が
求められているのではないでしょうか?