1人1人が真剣に取り組み明るい未来を!~リスクマネジメント入門~

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リスクマネジメントの時代と言われてから10年以上が経ちます。

昨今、数ある企業の不祥事が大問題に発展したのは、ほぼリスクマネジメントが浸透していなかったことが原因です。

横浜の分譲マンションの耐震偽装事件など、いくら優秀であっても詐欺師が1人でもいれば、お客さまに深刻な被害を与え、企業は大変な損害と社会的信頼の失墜を被ります。

企業は生産性と品質向上のみならず、リスクマネジメントを制してこそ、企業価値を向上、安定させ、利益や信頼を得て、選ばれ、生き残っていくことができる時代です。

リスクマネジメントは、政治家や役員のみが真剣に取り組むものではありません。

起業家の個人事業主の方が習得すれば、高い廃業率と言われる中、事業を継続させるスキルになります。

会社員の方も、1人1人が知識として学習するだけではなく、しっかりと身に付けることです。

どこかでたてまえだと思っているから、過去の事件は、不祥事に発展したのではないでしょうか。

今回は、個人で取り組むリスクマネジメント入門として、簡単にまとめています。

 

目次

  1. リスクマネジメントとは
  2. 個人で取り組むリスクマネジメント
  3. まとめ

 

1.リスクマネジメントとは

リスクマネジメントとは、企業経営には様々なリスクがあり、代表的なものとして製造物責任、機密漏洩などの「経営リスク」、地震、火災などの「災害リスク」、戦争、内乱、為替変動などの「カントリーリスク」です。最近では、情報漏洩・顧客情報漏洩などの「情報セキュリティリスク」があげられますが、それ以外にも数多くのリスクが企業経営には潜んでいます。それらのリスクの発生予防に努め、リスクが実際に発生した時は被害を最小限にとどめるような活動を総称してリスクマネジメントと呼びます。

(出典元:Weblio辞書のISO用語辞典より引用。)

 

リスクマネジメントを、身近なものでは、インターネットの利用に喩えると分かりやすいです。

インターネットを利用することにより、誹謗中傷やストーカー被害に遭ったり、悪質サイトで多額の被害に遭ったり、個人情報が流出して、身に覚えのないクレジットカード利用被害に遭うことがあります。

これがリスクです。

ですが、インターネットを利用することで、たくさんの情報が得られ、コミュニケーションのツールや商売方法が多様化し、多くの人の生活が良くなっているのも事実です。

何もしなければリスクに遭う確率は減りますが、積極的に動かなければ、メリットを得る確率も減るのです。

よりよい生活にするために、リスクはつきもの。

インターネットのメリットを得るために、リスクを恐れず、リスク対策を行うプロセスがリスクマネジメントです。

また重要なことは、リスクマネジメントの核は法令遵守とモラルです。

リスクは外部からやってくるのみでなく、自身が発生させてしまうことがあります。

交通事故や個人情報の紛失は故意ではなくても、不注意も、リスクを発生させる立派なハザード要因です。

少しでもリスク回避するために、ルール遵守やモラルは最重要、必須事項です。

表面的な綺麗ごとだと思わず、ルールやモラルを自分の核とし、リスク対策をとることで、よりよい人生になります。

犯罪を侵したわけでもない有名人が不倫したことで謝罪会見を行うことや報道が過熱することには、やや疑問があるものの、某歌手が、未成年の恋人に飲酒させ、活動休止を余儀なくされたのは、リスクマネジメントがなっていなかった自業自得です。

不倫が報道されモラルを批判されたばかりであるのに、法律を守らない行為や反省の感じられない態度がモラルを疑われ、商売を行う上で重要な信頼関係が崩れました。

 

リスクマネジメントの良い例・悪い例として、良い例がジャパネット高田で、悪い例が雪印グループの食肉偽装事件だとWikipediaに掲載されていました。

2004年ジャパネット高田の個人情報盗難事件の後、コールセンタで監視カメラやICカードが導入されました。

2000年に雪印乳業は、乳飲料による集団食中毒事件が発生したにも関わらず、2002年に同グループで、食肉偽装事件が発覚し、雪印グループ全体が存続の危機に立たされ、事業全体の再編成を余儀なくされました。

 

リスクが起こる前に防ぐのが、第一ですが、万が一、リスクが発生し、被害を最小限に抑えることや、次に起きないよう、見直しや改善策を行い、永続的に、計画、実行、確認、改善を繰り返すことが重要です。

 

日本では多くの企業や個人が保険に加入しています。

保険は、リスクマネジメントにおいてリスク対策の1つです。

ただ世の中の不正・不祥事から見てわかるように、保険ではリカバーできない現代です。

保険に入っていることで安心して、リスク回避に惰性になっていること自体がハザード要因です。

 

企業であれば、積極的にCSR(企業の社会的責任)経営やコンプライアンス(法令遵守)に取り組み、1人1人全員がパフォーマンスではなく、真剣に、素直に身に付け、品質と生産性向上と共にリスク対策においてもPDCAサイクルを回し、進化し続けることで、企業価値を向上させ、必要とされ、生き残っていくことができます。

 

商売をしていく上で、営業や品質と生産性向上と共に重要なリスク対策=リスクマネジメント。

野球で言えば、営業や品質と生産性向上が打つこと(攻撃)で、リスク回避やリスクを最小限に抑えることが守ること(守備)と言えます。

守備が酷ければ、散々な攻撃に遭い、やがて疲弊し、品質も生産性も低下し、破たんへと向かいます。

被害や信頼失墜を回避することや最小限に抑えることで、利益の確保に直結し、リスクマネジメントの高さが買われ利益が伸びることにもつながります。

 

リスクマネジメントが、どれほど重要かが分かります。

 

2.個人で取り組むリスクマネジメント

では、コンテンツ上の空論ではなく、具体的に行動するには、どうすればよいのでしょうか。

先述の野球に喩えると、ルールへの知識や経験も無く、過去のデータに無頓着なピッチャーが配球で先を読むことができるはずがありません。

ピッチャーに限らず、どこのポジションの選手も、知識や経験や過去のデータが血肉になっていなければ、臨機応変に守備位置を変えるとか、どこに投げるか分からない人が1人でもいれば、負ける可能性は高くなります。

あなたが個人事業主であろうと、会社員であろうと、学生であろうと、リスクマネジメントを身に付け、死ぬまで改善していくことで、リスクを最小限に抑え、幸せで、よいより人生が切り開けます。

 

リスクマネジメントを個人で取り組む方法としては、PDCAサイクルです。

10年以上前から浸透している手法ですので、会社や学校で習った方も多いことと思います。

これは会社が品質や生産性の管理を行うための手法ですが、公私すべての行動に対し、導入すれば、人生が良くなる方法です。

リスクマネジメントを行う上でも、この手法が効果的です。

 

ご存じの方が多いと思いますが、改めてPDCAサイクルについて簡単に説明します。

PDCAサイクルとは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)を繰り返すことで改善を停滞させない手法。

 

今回は、インターネットの利用のリスクマネジメントを例に、PDCAサイクルのプロセスを踏んでみましょう。

まずは計画を立てるのですが、計画を立てるには知識や調査や計算が必要です。

インターネットのリスク(危険)にはどのようなものがあるか事前に情報を集め、勉強します。

リスクの種類や規模がわかれば、他人事ではないことや、どれほど深刻かがわかります。

次に、さまざまな危険から回避するために、自分なりの対策手段を洗い出します。

お子さんが利用する時にはフィルタリングソフトを使用するとか、ウィルス感染の脅威から守るため、セキュリティソフトを購入するのですが、それらリスクに対するプロバイダやソフトの選別や費用を、自分のニーズや経済状況に合わせ比較検討し、決定します。またお子さんや自分自身にルールを決めます。

チェック(評価)を毎月10日に行うことや、半年後に計画を修正、1年後に再度、計画を立てるなど、あらかじめ具体的に設定しておくのも計画の1つです。

大前提として、定価以上のチケットを購入するとか、違法薬物を購入するとか、法律違反や、誹謗中傷を書き込むとか、モラルやマナーの無い言動はしないことを徹底しておきます。

実際に、実行してみます。

子どもさんから、いろいろと苦情が上がってくるかもしれません。

気を付けていても、悪質サイトに騙されるとか、風評被害に遭うかもしれません。

その場合は、その都度、迅速に対策を行います。

特に問題がなければ、あらかじめ決めた期日に定期的にチェック(評価)します。

計画どおりにできたか。

ルールは守れたか。

使い勝手はどうであったか。

計画やルールと照らし合わせて、振り返りを行いましょう。

結果、守れなかったことやズレを課題として、改善を行います。

半年後に、計画を修正し、1年後に再度、計画を立てて、一連の手法を繰り返します。

 

行動すべてにおいて、リスクマネジメントを盛り込んだPDCAサイクルを行うことをお薦めします。

 

3.まとめ

日本国民が1億総リスクマネジメントを身に付ければ、交通事故は減るかもしれません。

きちんとした方は「リスクマネジメントだ、PDCAサイクルだ、と横文字で仰々しい。普通にいつもやっていること。」と思うでしょう。

比較的、ドイツ人や日本人は慎重でルールを守るタイプだと言われています。

中国での工場の公害や高速鉄道の悲惨な死亡事故の報道を見ると、怒りを感じます。

しかし、ほとんどの人が当たり前のことが当たり前にできていないのか、日本でも政治家や公務員や企業の不正・不祥事が後を絶ちません。

わかっていても、魂で深刻に受け止め、行動し、習慣化できていなければ、リスクが発生し、大問題に発展してしまうのかもしれません。

いまいちど、自分自身の言動を振り返り、公私ともにリスクマネジメントに取り組むと、明るい未来が切り開いていくはずです。

 


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