パソコン遠隔操作事件より増えているスマホ遠隔操作事件とは

 

数年前に起きたパソコン遠隔操作事件は記憶に新しいところですが、
最近ではスマートフォンの遠隔操作ウィルスの危険性も問題になっています。

今や欠かせないデバイスであるパソコンとスマホですから、他人事ではありません。

被害にあわないように、しっかりとした対策が必要です。

 

zikeidancta

 

1.パソコン遠隔操作事件とは

日本中に大きな衝撃を与えた、パソコン遠隔操作事件は、2012年に発生しました。

犯人はインターネットの掲示板を介して、
少なくとも5人のPCを乗っ取り、
遠隔操作したとされています。

被害者のうち4人はバックドア機能を有した
トロイの木馬の一種であるマルウェアを感染させられ、
1人はクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)を仕掛けられたと言われています。

CSRFとは、特定のサイトにアクセスした人に、
オンラインで買い物をさせたり、掲示板に意図しない書き込みをさせたりするものです。

犯人はTorを利用して複数の海外のサーバーを経由し、自身のIPアドレスを隠ぺいしていました。

そして乗っ取ったパソコンを起点に、被害者となった人たちが全く気付かないうちに、
掲示板などに様々な犯罪予告の書き込みをしました。

警察は、書き込みログに残されていたIPアドレスをもとに、
4人を誤認逮捕するという事態に発展しました。

Tor解析ではなく、別の手がかりから追っていったようです。

遠隔操作ウィルスに乗っ取られてしまったパソコンは、
不正な記述がされたサーバーに意図せずアクセスし、
知らない間にサーバーから指示されたことを実行してしまいます。

また、勝手に大量のメールを送ったり、アクセス集中攻撃の踏み台にされたりしてしまいます。

さらにパソコン内にある大切な情報の漏洩や、データの改ざんなどの被害も起きてしまうのです。

こうした遠隔操作ウィルスの恐ろしいところは、
誰でも突然犯罪者にされてしまう可能性があるということです。

さらに、スマートフォンでも遠隔操作アプリを使った被害が出ています。

スマートフォンはパソコン以上に、身近に使われるツールですから、
今後もこうした事件が増えることが懸念されています。

 

2.スマホ遠隔操作事件

スマートフォンでも、遠隔操作に関連した事件が起きています。

2014年4月、元交際相手のスマホに監視アプリ「Cerberus」を入れて、
音声を記録したり、通話履歴を確認したりするなどした男性が、逮捕されました。

2015年4月に、妻のスマホに遠隔操作アプリを勝手にインストールした男性が、
不正指令電磁的記録共用容疑で逮捕されました。

2015年3月には、女子高生のスマホにやはり遠隔操作できるアプリを
無断でインストールした男が逮捕されています。

スマホでも遠隔操作アプリを使った事件が起きていますが、
こうしたアプリによって、盗聴、写真撮影、通話履歴確認、
位置情報の把握などが遠隔操作で可能になるのです。

自分が全く知らない間に、会話を録音されたり、
カメラ機能でシャッター音もなく写真を撮られたりしてしまいます。

本人が全く気づかず、常に日常生活をのぞかれてしまうというのは、本当に恐ろしいことです。

こうした事件で使われたアプリは、元々は、スマホを紛失した時や、
子供など家族に何かあった時に安全を守るために役立つアプリです。

きちんと使用法を守ればとても便利なアプリなのです。

 

3.遠隔操作ウィルスやアプリの対策

それでは、こうした事件の被害者にならないよう、どのような対策を講じればよいのでしょうか。

 3-1 パソコンでの対策

 3-1-1 ウィルス防止ソフトを導入する

常にセキュリティソフトを最新の状態に更新しておくのが基本です。

ですが、新しいウィルスに対抗できない場合もあります。

また、遠隔操作ウィルスは、サーバーにアクセスさせるだけなので、
正常な動作との区別がつきにくいこともあります。

ソフトでも完全に防げない場合もあるのです。

また、怪しいサイトは閲覧しただけでウィルス感染するものもあります。

プロバイダやウィルス対策ソフトのフィルタリングを利用しましょう。

 

3-1-2 OSやプログラムを最新の状態にアップデートしておく

OSやプログラムは、セキュリティホールからウィルスに感染することがあります。

常に最新の状態にしておきましょう。

また、ファイアウォールを導入しておくのも有効です。

 

3-1-3 怪しいプログラムはインストールしない

一見便利に見えるもの、無料で配布されているものなどを
気軽にインストールしないよう注意しましょう。

信頼できるところから入手し、インストール前にはウィルスチェックをしましょう。

また、身元のよく分からない掲示板のリンクやプログラムをクリックしたり、
ダウンロードしたりしないように注意しましょう。

 

3-1-4 メールの怪しい添付ファイルは開かない

メールのタイトルや本文が巧妙に書かれているなど、
思わず開いてしまいそうになる怪しいメールが送られてくることがあります。

ファイルを開く前に、送信者に確認するなど注意が必要です。

 

3-1-5 IDとパスワードを教えない

遠隔操作機能のある無料ソフトをダウンロードし、
そのIDとパスワードを教えることによって、
悪意のある相手に遠隔操作されてしまうといった被害が出ています。

パソコンの操作などに自信がないからと言って、
そうした行為を提案してくる悪質な業者には注意しましょう。

 

3-1-6 使わない時は、パソコンのネット接続を切っておく

勝手にパソコンを使用されないようにするためには、
ネットとの接続を切っておくのも効果があります。

パソコンを使い終わったらLANケーブルを抜いたり
無線なら親機のスイッチを切ったり
Wi-Fiスイッチを切っておいたりするといいでしょう。

 

3-2 スマートフォンでの対策

iphoneとAndroid端末では少し対策も違ってきます。

iphoneでは、アプリ作成の審査が厳しいため、
遠隔操作アプリは配信することができません。

ですが、クローンを作られたりすることがあります。

その場合、「iphoneを探す」機能でクローンがないかを調べることはできます。

また、信用できないパソコンと同期しないようにしましょう。

 

Andoroidでは、様々なアプリが存在します。

遠隔操作アプリは非表示にできないようになってきていますが、
まだ非表示にできてしまうものもあります。

こうした遠隔操作アプリを探知するアプリもありますので、
自分の携帯に遠隔操作アプリがインストールされていないかを確認してみるのもいいでしょう。

 

ではスマホでの対策をいくつかご紹介しましょう

 

3-2-1 端末はロックし、第三者に貸さない

勝手に遠隔操作アプリをインストールされないように注意が必要です。

また、Apple IDなど、スマホのアカウント情報を誰にも教えないようにすることも大切です。

親しい人にも教えてはいけません。

 

3-2-2 OSを最新のものに更新する

スマホでも、やはりOSが古いとウィルス感染の危険が高くなりますので、
常に最新の状態に更新しておきましょう。

 

3-2-3 Androidはウィルス対策アプリを利用する

パソコンと同様、セキュリティソフトの導入も効果的です。

スマホは小さなパソコンと言ってもいいものですから、
遠隔操作アプリ以外の対策としても、導入しておきましょう。

 

3-2-4 怪しい添付のあるメールに気をつける

Androidでは、遠隔操作ウィルスを作れるツールが出回っています。

こうしたウィルスが入ったファイルを添付したメールが送られることがありますので、
パソコンと同じように、怪しいメールには注意が必要です。

 

3-2-5 携帯会社でのセキュリティ対策サービスを利用する

携帯会社ではメールフィルターやセキュリティ対策の
サービスを提供していますので確認して利用しましょう。

 

 

スマートフォンは常に電源が入っています。

また重要な個人情報も多く含まれているのでパソコン同様かそれ以上の注意が必要です。

大切なスマホは個人情報の宝庫ですので自分でしっかりと守りましょう。

 

 

まとめ

遠隔操作での被害は、他人事ではありません。

しっかりとしたセキュリティを意識していないと、
一度被害者になれば大きな損害を負うどころか、
犯罪者にさせられてしまう可能性もあるのです。

今の時代欠かせなくなっているパソコンとスマホですが、
しっかりした知識を持ち対策をきちんとすることで
かなりの確率でこうした被害を防ぐことができます。

 


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