LINEに誹謗中傷が書かれた時の削除の方法

メールよりも気軽で使いやすいツールとして、すっかり定着したLINEですが、多くの人が利用するということは、それだけマナーの良くない人が使う可能性も増えるということになります。

知恵袋などでLINEでのトラブルに関する相談を、良く見掛けるようになりました。友達に悪口を書かれたとか、仲間外れにされたり無視されたので、法的に訴えることはできませんか?という相談を多く見ます。

中でも多いのが、名誉毀損罪に関するものです。みんなの前で、悪口を言われた(書かれた)から恥ずかしいという気持ちは、とても良くわかります。

ただ、LINEの場合は、ブログなどで誹謗中傷を書かれた時とは扱いが異なります。LINEもブログもインターネットを使うものなので、同じように考えている人が多いのですが法的な側面からみると、まったくと言って良いほど違います。

何がどう違って、どのような対策が可能なのか興味がございましたらご覧ください。

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1.LINEでの誹謗中傷は他のサイトとは違う

LINEと他のウエブサイトでは、誹謗中傷が書かれた際にどんな違いがあるのかについて、誹謗中傷による名誉毀損罪を例にお話をします。名誉毀損罪が成立する為にはいくつかの要件があります。

刑法230条には、名誉棄損罪は公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した場合に成立をすると書かれています。

この公然とという部分が問題となります。ブログや掲示板のようにインターネット上に公開されているものであれば。不特定多数の人の目にさらされる可能性があり、公然と言ってもまったく問題ないでしょう。

しかし、LINEの場合は、1対1あるいは、グループ内のメンバーだけとなります。※LINE@についてはメルマガ的に使う人もいますので、判断が微妙なところがありますが、まったく無関係の人に送ることはできないので、ここではLINEと同様の扱いとします。

ここに公然性があると認められるかどうかが、問題となります。

グループ内のその投稿を見た人が、周りの人に話をして、それが広がって行くということが説明できれば、公然性が認められる可能性がありますが、そうでなければ、公然性があると認められる可能性は、低いと考えた方が良いでしょう。

次に問題となるのが毀損の部分です。この場合の毀損とは、事実を摘示して、人の社会的評価を害することを言います。

簡単に言うと、あなたの信用が落ちたかどうかが問題ということです。仲間内の書き込みで、あなたの社会的信用が下がったと証明できれば、認められる可能性があります。

一般的に社会的評価が下がったという場合には、それによって生じた損害の額によって、評価されることが多いです。例えば、誹謗中傷によって仕事のオファーが来なくなった、あるいは仕事が減った、というような場合です。

このように主張するには、仕事のオファーが来なくなったことと、誹謗中傷を書かれたことの、因果関係が明瞭に認められることが条件となります。

誹謗中傷を書かれた相談などで良く見掛ける、怖くて外出が出来なくなったとか、体調を崩したというレベルの問題では、裁判官を説得するのは、難しいと考えた方が良いでしょう。

先ほどの公然性と合わせて考えると、名誉棄損罪が成立するためには、広く一般に、あなたの信用が下がったということを、証明することができるかどうかで、判断するとわかりやすいと思います。

実際に金銭的損失がある場合は、証明がしやすいですね。

インターネットの誹謗中傷に関して、ちょっと詳しい人なら、プロバイダ責任制限法に基づく、削除依頼請求ができるのでは?と思われるかもしれませんが、プロバイダ責任制限法は、このような狭い範囲の問題は、想定されていませんので、この法律を根拠に訴えを起こすことは、無理だと考えた方が良いです。

プロバイダ責任制限法は、簡単にいうと1対多の通信(特定電気通信という)に対しての法律ですので、メールやアプリのダイレクトメッセージやLINEの通信などは、対象になりません。

では、打つ手がないのかというとまったくゼロではありません。直接、LINEに連絡して削除依頼をすることが可能です。次の章で、その方法についてお知らせします

2.LINEに削除依頼をする

LINEへの削除依頼は、問題報告フォームから行います。
https://contact.line.me/ja/

上記のリンクにアクセスをすると次のようなサイトに移動します。

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順番に選択をして行かないと、次の項目が入力できないようになっていますので、最初から順番に選択(記入)していってください。

最初に問題発生機種を選択します。

  • iphone
  • Android
  • Windows Phone
  • Blackberry
  • Windouws 8/10
  • iPad
  • PC
  • 携帯
  • FireFox
  • Apple Watch

当てはまるものを選択してください。

次にサービスを選択してください。

  • LINE
  • LINE GAMEセンター/LINEプレイ
  • LINE@
  • LINE STORE
  • LINE Pay(決済サービス)
  • LINE Payカード
  • LINEポイント

今回はLINEを選択してください。

次にカテゴリを選択します。

  • 認証番号
  • スタンプショップ
  • コイン
  • 着せかえショップ
  • 起動
  • アカウント・登録情報
  • 通知
  • トーク
  • 無料通話・ビデオ通話
  • タイムライン・ホーム
  • 友だち・グループ
  • 公式アカウント
  • プロフィール
  • 迷惑行為
  • その他

今回は迷惑行為を選択してください。

次に詳細を選択します。

  • トークでの嫌がらせ
  • 権利侵害申告(トーク以外)
  • 無関係なグループへの招待
  • 迷惑トーク・Emailが届く
  • なりすまし
  • その他

あなたの問題に一番近いものを、選択してください。

どれを選択するかで、その後の入力内容が変化しますので、そちらの内容を確認しながら、一番適切だと思うものを選ぶようにしてください。

いくつか注意して欲しい点がありますので、そちらについて説明をします。迷惑トーク・Emailが届く以外の選択肢を選択した場合、記入している人が、本人かどうかの確認があります。

未成年者の保護者以外で代理人になれるのは、弁護士だけですので、あなたのお子さん(未成年限定)の問題で、親が代わりに書いている場合を除いて、必ず「本人」を選択するようにしてください。友人・知人ではいくら問題に詳しくても代理人にはなれません。

もし、あなたが友人の代わりに記入しようとしているなら、友人の方に教えながらで良いので、当事者の方が自分で入力するようにしてください。本人を選択した場合は、その下の欄には特に記入する必要はありません。

あなたが法定代理人の場合は、対象者が未成年であることと、あなたが保護者(続柄)であることを説明してください。後日、本人の戸籍抄本などを、要求される可能性がありますので、間違いの無いように注意して記入してください。

嫌がらせ、権利侵害、迷惑行為(選択によって名称が変わります)の内容については下記の項目を入れて書くようにしてください。

①どのような内容の投稿なのか、
短ければ投稿のコピペでも良いですし、長い(たくさんある)場合には、要約でも構いません。長い場合は、箇条書きにすると見やすいと思います。

受け手が見やすいように書くことで、対応してもらえる可能性が高くなります。忙しい時にわかりにくいものが来ると、後回しにされてしまう可能性が高くなります。

後回しになってしまうと、他の申請の中に紛れてしまう可能性が出てきますので、後回しにされないように、見やすさには特に注意してください。

②なぜあなたのことだと言えるのか、
客観的に見てあなたのことを示していると言える理由を、書きます。

実名で書かれている場合には、特に説明は不要ですが、愛称などや遠回しに、ほのめかすように書かれている場合には、あなたのことが書かれていると、わかるように書いてください。

③どのような権利が侵害されているのか、
基本的に不法行為になり得るものであれば、何を書いても問題ありません。名誉権、名誉感情、プライバシー権、肖像権などが一般的に使えると思います。

詳しくはこちらのサイトで確認してください。
http://koshikien.co/litigation-right

④どのようにして権利が侵害されているのか、
上記と絡めて書いても構いませんが、権利侵害が起きている状況を書いてください。証拠となるもの(スクリーンショット)などがあれば、提出するようにしてください。

この4つの項目がすべて入るように記入すれば、申請理由としては申し分ないものとなります。

これ以外の項目に関しては、基本的に選択をするだけですので、特に困ることはないと思います。すべての記入が終わったら送信ボタンを押して完了です。

3.まとめ

LINEなどのSNSでは、相手が誰だかわかった上で、誹謗中傷が書かれている場合がほとんどだと思います。それだけに感情的になってしまったり、あるいは逆に穏便に済ませたい、、、と考えることが多いかもしれません。

友人や知人に対して、このようなことを行う人がいるのは、非常に残念なことですが、実際に被害に遭われている方がたくさんおられます。このような方のお役に立てればと考えて、この記事を書かせていただきました。

もし、あなたが自分一人では対処できないような、問題を抱えておられるなら、我々にご相談していただければと思います。

私どもには、インターネットの問題に詳しい弁護士がいます。その弁護士が無料で、法的なアドバイスをいたします。

時間が経つと情報が拡散してしまったり、あるいは犯人の定の為の情報が、失われてしまうことがあります。時間との勝負になることがほとんどですので、取り返しのつかないことになる前に、今すぐ連絡をしてください。

あなたからの連絡をお待ちしております。

 


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