弁護士無料相談は0円でどこまで教えてくれるのか?

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最近はテレビでも、
弁護士による無料相談のCMをよく見かけます。

無料相談では、
「どこまで無料で教えてくれるのか。」が気になりますよね。

無料という言葉を聞くと、
「やったー、タダだ!ラッキー!」と思う人もいれば、
「無料ってなんか怪しい。」
「無料ほど高いものはない。」
「相談の後で依頼しないといけない雰囲気になりそう。」
とネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。

無料相談に行きたいけど、敷居が高くて不安だ。

無料相談の実態は?役に立つの?
などの不安や疑問がある人も多いと思います。

しかし、実際の無料相談は、
「使い方しだいで」とても役に立ちます。

弁護士の無料相談に興味がある。

または利用したいと考えている方は、
ぜひこのまま読み進めてください。

できることなら一生、
法律トラブルになど関わりたくないですよね。

関わりたくないのだけれども、
交通事故、労働問題、ネット上での事実無根の誹謗中傷、風評被害など、
自分に落ち度がなくても、被害にあう可能性があります

そんな時に頼りになるのが、
法律の専門家である弁護士です。

もちろん弁護士に相談するには、
高額な料金を支払わなければなりません。

1時間当たり5000円~15000円はかかります。

「お金はいくらかかってもいい。」と思うなら、普通に相談すればいいですが、
「なるべく安く済ませたい。」「いろいろな弁護士の意見を聞きたい。」
と思うのであれば、無料相談がおすすめです。

最近は、無料相談をしているところが多くあります。

無料で一体どこまで、
相談に乗ってもらえるのか知りたくありませんか?

もちろん、知りたいですよね。

そう言うと思いまして、
お話を聞けるパラリーガルさんを紹介していただきました。

パラリーガルとはリーガルアシスタントとも言って、
弁護士をサポートする法律事務専門の方です。

法律も詳しく、事務にも強く、電話も雑務もなんでもできて、
ある意味、弁護士よりも優秀です。

実際に12月まで法律事務所に勤務していた
A子さんに聞いてみました。

「役所とかでよく見かける、弁護士の無料相談ってなんでやってるんですか?」

『私の勤めていた法律事務所は大阪で2番目に古い事務所でした。
大手の顧問先が多く、法律事務所の経営としては全く苦労していませんでした。
とはいえ、弁護士も個人事業主ですから、仕事がなくては困ります。
大阪弁護士会の要請もあって、月に1、2度、決まった時間に市役所の法律相談や、区役所の無料相談にせっせと行っていましたよ。』

なるほど、複雑な事情がありそうです。

一般的な無料法律相談は下記のようなものがあるようです。

 

目次

  1. 地方自治体の法律相談
  2. 弁護士会の無料相談
  3. 法テラスの無料相談
  4. 無料相談の効果的な利用方法

 

zikeidancta

 1.地方自治体の法律相談

地方自治体(各市町村)がその市に住んでいる人を対象に、
法律無料相談を行っている。時間は予約制で1人約30分。

弁護士会に所属している弁護士が、
担当制で相談に乗ってくれる。

弁護士の指定はできないが、無料ということもあり、
枠が全て埋まるほど人気の自治体もある。

詳しくは、
各市町村のホームページや広報に日時が記載されている。

また、報酬は弁護士会より、
弁護士に支払われるシステムになっている。

弁護士にもちゃんと報酬があります。

裁判で勝てる見込みのある案件であれば、
弁護士自身の仕事につながるので、真剣に話を聞いてもらえます。
(自治体によっては、弁護士に仕事を斡旋しないので、仕事につながらない場合もある。)

ただし、相談できる時間は限られているので、
しっかりとした準備が必要です。

30分以内では、
長くなるような突っ込んだ質問はできません。

また、書類のチェックなどの
実務処理に関することはしません。

そこを考えたうえで質問を考えるのが重要です。

 

 

 

 

2.弁護士会の無料相談

弁護士会とは、東京には、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会、
大阪には大阪弁護士会など、日本には52
の弁護士会がある。

弁護士会の法律相談は有料(30分5400円)であるが、
総合法律相談センターが行うもので無料のものがある。

市町村や収入等関係なく誰でも相談をすることができる。

日程は、各弁護士会のホームページに記載されており、
こちらも電話予約制となっている。

弁護士会所属の弁護士が担当制で相談に乗ってくれる。

弁護士報酬を聞くのを忘れましたが、
同じく評判はよいようです。

追記:A子さんがわざわざ教えてくれました。

13時から16時まで相談をうけて1万円弱なようです。

こちらもしっかりと報酬があり、
裁判で勝てる見込みのある案件であれば、
弁護士自身の仕事につながるので、
しっかりと相談に乗ってもらえます。

ただし、問題もあります。

どの無料相談でもいえることなのですが、
弁護士にも、交通事故、労働問題、ITトラブルなどの専門分野があります。

そして、専門分野外のことは
詳しくアドバイスできません。

まずは、相手が、自分が抱えている問題の
専門分野の弁護士かどうかが重要です。

もし、自治体や弁護士会の無料相談で、
納得のいく回答をもらえなかったら、
あなたが抱えている問題を専門分野としてる弁護士がいる、
無料相談をやっている法律事務所を探した方がいいかもしれません。

 

 

 

3.法テラスの無料相談

法テラスとは、日本司法支援センターといって、
国が設立した法的トラブルの総合案内所である。

弁護士に相談したいけれど、
弁護士に依頼するお金がない、生活保護を貰っているという方など、
一定の審査に通過すると、無料で法律相談ができ、
その後の弁護士費用も分割払いにできるなど、費用の立て替え制度も利用できる。

こうしてみると、
無料で相談する場所は沢山ありますね。

他にも、民間の法律事務所で
無料相談をしているところはたくさんあります。

できるだけ多くの人に事務所に来てもらえれば依頼が増えるので、
無料相談を導入しているところが増えています。

しかし、無料で相談できる時間は30分。

その30分という短い時間の中で、
相談できることはどれぐらいあるのかが気になるところです。

A子さんがすごくよい話しを教えてくれました。

これで限られた30分の中で何をすべきかがわかると思います。

 

 

 

4.無料相談の効果的な利用方法

 『弁護士にとっても依頼者にとっても、無料相談の30分というのは、2つの意味があります。
まず、弁護士にとって、この依頼者が持ってきた問題・事件を法的に解決できるかどうか、判断する場所になります。
弁護士も依頼者の問題や悩みを法的に解決してあげたいという気持ちはありますが、
中には色んなケースがあり、話合いで済ますことが出来るというような敢えて弁護士をたてる必要がない問題もあります。
また、ここ数年で急増しているネット上の風評被害などの法的トラブルは、特異性があり、判例も少ないため、
弁護士自身にとっても、自分が受けた事件の中にない、いわば未だ受任したことがない事件になります、
よって、詳しく話をヒアリングする重要な30分になります。』

とAさんが話してくれました。

この話から、
あなたは次の3つのことに気を付ける必要があります。

この準備をしていないと、時間を無駄にし、
無料相談の悪口を言う結果になるかもしれません。

1.30分という短い時間を有効活用するために、「出来事の説明」「話す内容」をしっかりまとめておく。

まず、相談時間は30分だけです。

弁護士は30分で、依頼者が持ってきた
問題・事件を法的に解決できるかどうか、判断しなければいけません。

相談に来る人は誰でも困っていたり、せっぱ詰まっていたりします。

しかし、相談の場で、いろいろな出来事を事前の準備もなく話されると、
話の内容を理解するのに、かなりの時間を使ってしまいます。

相談の前に、「出来事を時系列でまとめたメモ」を準備したり、
「自分がどのような解決を望んでいるのか」をはっきりさせておく必要があります。

この準備を怠ると、時間が無くなったり、
いいアドバイスをもらえない可能性があります。

2.関係のある資料や書類はすべて持っていく。

問題の出来事の正確な事実関係はどうなっているのかを明確にするために、
もし、関係のある資料や書類があるならすべて持っていきましょう。

重要な書類を持ってこなかったせいで、
的確なアドバイスができない。

再度相談に行かなければならない、
というケースもあります。

弁護士が事実の経過や、契約の内容などを正確に把握できるように、
資料や書類はすべて持っていきましょう。

3.噓をつかずに、事実を話す。

少し大げさに話したり、話を盛ってはいけません。

弁護士は事実を正確にわからないと、
いいアドバイスをできません。

自分にとって、
「不利だと思うこと。」
「恥ずかしいこと。」
「話す必要がないと思うこと。」をしっかりと伝えてください。

あなたが、話したくない、必要ないと思うことでも、
弁護士からすれば重要な要素になることもあります。

嘘をついてしまうと、あなたが望む結果にならない可能性があるので、
しっかりと、ありのままの事実を伝えてください。

そして、もう1つ
我々依頼する側にも30分ですることがあります。

ここからが重要です。

『無料相談では、どうしても苦手なタイプだと感じる弁護士に当たることもないとはいえません。
そんな時は必ず依頼しないといけないという義務もありませんから、嫌な場合はその弁護士に依頼しないという選択もあります。
顔を付き合わせて、フィーリングや人間性を確かめる場所でもあるといえるでしょう。』
とAさんは言います。

これは弁護士に限らず、
人間関係全てにいえることです。

気持ちよい時間を過ごせる人と
仕事もプライベートも一緒にいたいですね。

真剣に話を聞いてくれ、親身になって話を聞いてくれるいい弁護士もたくさんいますが、
中には、高圧的な態度だったり、無料相談だからやる気がない弁護士もいます。

無料相談に行くことで、
「この人は信頼できそうだ。」「この人にぜひお願いしたい。」
という弁護士が見つかる可能性が高くなります。

また、弁護士によって
「その案件は確実にお金を取れます。」
「この条件では不利です。」
「交渉次第ではもっと有利に進むかもしれない。」など違う意見を言うケースもあります。

人気番組の、行列のできるなんとか相談所でも、
弁護士が異なる意見を言う場面が多くありますよね。

何度か無料相談に行き、
何人かの弁護士の話を聞くことで、
違う結果を生む可能性も大いにあります。

まとめとして、
無料相談はやるべきことが解っていれば、
非常に有効に使えると言うことができます。

たった30分といっても、
弁護士に無料で聞くことができるよい機会です。

弁護士ならではの権利もあるため、
弁護士を通じて解決する方が早いケースもあります。

法的トラブルで解決できるか判断しかねる問題があるときは、
利用しない手はないのではないでしょうか?

ただし、弁護士にも専門分野があります。

例えば、
労働問題、離婚、交通事故、相続など
たくさんの分野があります。

専門分野ではない弁護士に頼んでしまうと、
悪い結果になってしまうケースが多いです。

サッカーのフォワードにゴールキーパーをやらせるようなものです。
当然うまくはいきませんよね?

当社には、
「ITに強い弁護士」と、「ITの専門家」がいます。

誹謗中傷や、風評被害など、
ITの面で問題を抱えている、悩んでいるなら、
ぜひ相談してください。

A子さん、ご協力ありがとうございました。

 

 

 

 


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