世間を賑わせた?!インターネット詐欺事件

インターネットの詐欺事件は年々増加し、巧妙化、複雑化の一途を辿っており、ここ数年では高齢者が詐欺被害に会うことも多く、深刻な事態に陥っています。

そこで、今回はネット詐欺の種類と世間を騒がせたネット詐欺事件を紹介します。

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1.インターネット詐欺種類

1-1.ワンクリック詐欺(アダルトサイト詐欺)

ワンクリック詐欺とは、ネット上で行われる架空請求詐欺の一つ。

携帯やスマートフォンに載っているURLをクリックすると、料金を請求するが面が出てきて、同意もなく不当に利用料金を請求する詐欺サイトです。料金が支払われなければ、制裁措置を行うなどの重圧をかけてくるものもあります。

ワンクリック詐欺は、近年はアダルト系サイトに多く見られましたが、最近ではオンラインゲームなど様々なジャンルで同様の手口が横行しています。

1-2.オンライン口座の不正送金(フィッシング詐欺)

フィッシングとは、実在する銀行やクレジットカード会社になりすましてメールを送り、偽のサイトにアクセスするように誘導し、氏名や銀行口座の番号、パスワードなど個人情報を詐取し悪用する行為です。手口は巧妙化の一途を辿っています。

1-3.偽ブランド品詐欺、偽販売サイト詐欺

インターネットで購入したブランド品が、偽物、粗悪品であったり、商品を送ってこなかったりする詐欺です。

これらは、海外の詐欺集団が行っていることが多く、サイトも日本以外に設置されることがほとんどで、被害にあってしまうと、取り戻すのがほとんど不可能と言われています。

1-4.偽セキュリティソフト詐欺

ウエブサイトにアクセスした際、「このパソコンはウイルスに感染している」「このパソコンは危険です」などのポップアップで目を引き、効果のないセキュリティソフトをインストールさせます。

偽セキュリティソフトをインストールさせることによって、有料版の料金支払いを要求し、
入力したクレジットカード情報も売買してしまうケースもあります。

2.世間を賑わせたインターネット詐欺事件

①ペニーオークション詐欺事件

2012年12月、入札のたびに手数料が取られる「ペニーオークション」と呼ばれるネットオークションで手数料をだまし取ったとして、京都、大阪両府警は7日、詐欺の疑いで、大阪市中央区の会社役員、鈴木隆介容疑者(30)を逮捕、同市浪速区の会社員、足立浩之容疑者(30)ら3人を逮捕した。

ほかに逮捕されたのは、兵庫県西宮市の会社員、金成貴容疑者(40)ら。4人はいずれも出会い系サイト運営グループの関連会社に勤務。両府警は鈴木容疑者が主犯格とみている。

逮捕容疑はペニーオークションサイト「ワールドオークション」を開設し、事実上商品を落札することができない仕組みなのに、「激安価格で落札できる」などと表示して落札できるように装い、顧客に、入札に必要な仮想通貨を購入させ、お金をだまし取っていた。

なお、4人が関与したペニ-オークションサイトは会員約10万人の大半が架空であり、正規の参加者が支払った手数料は2010年6月から2012年まで計6000万円に上っていたとされている。

2013年、京都地裁は、主犯格である鈴木隆介に、懲役3年執行猶予5年(求刑・懲役3年)を、他の社員3人に懲役1年6月執行猶予3年(求刑・1年6月)の判決を、それぞれ言い渡した。弁護側は331件の被害者に計607万円の被害弁償をしたことから、執行猶予付き判決を求めていた。

②ハイパーエリートニート?!「ばびろんまつこ」
ネットオークション詐欺事件

ツイッターやFacebookなどで“セレブ美女”と呼ばれ、自称ハイパーエリートニート「ばびろんまつこ」こと、松永かなえ容疑者(26才)が2016年10月28日、京都府警に詐欺と商標法違反で逮捕されました。

松永容疑者は、中国より偽物のカルティエのブレスレットを5万円で購入し、ネットオークションで京都市内の40代女性に65万円で販売しました。

松永容疑者はこれまで400万円を売ったことを自供しているが、被害総額は1000万円以上にのぼるとして、捜査を進めていましたが、現在は釈放されています。

③「ハギオギ」と呼ばれていた?!ネット上伝説の詐欺師

2001年ごろ、オークションで、大量の出品を繰り返し、落札者からお金をだまし取ったり、海賊版を出品したり、架空請求詐欺とインターネットに絡む詐欺という詐欺にことごとく手を出していた「ハギオギ」と呼ばれていた有名な詐欺師がいました。

ハギオギは、萩村(ハギムラ)忠明と荻村(オギムラ)忠明の2つの名前と使っていたことから、ハギオギと呼ばれていました。ハギオギはこのようなおかしなメールを送り、架空請求詐欺などを働いていました。

冠省
貴殿が以前ご使用になりました携帯電話における出会い系アダルトサイトのご利用代金が左記のとおり未納になっております。(中略)

尚、金額の多寡に係らず、たった一度の延滞でも銀行個人信用情報センター・CIC・CCB・全国信用情報センター連合会などのいわゆるブラックリストに事故として記載されます。

最長7年間は住宅やマイカー購入ローンはもちろん門前払いとなり、またクレジットカード一枚ですら作成不可能となります。

またIT情報化社会の現在では、就職・転職・ご結婚・昇進の際に著しく不利になりますことを、老婆心ながら進言申し上げます。

そしてこの架空請求メールの名義は、以下のようになっていました。

九州連合興業 代表取締役
九州部落解放同盟 理事長
政治結社 日本愛国青年維新塾
塾長 荻村忠明

ハギオギの名前はインターネットの詐欺ビジネスの世界ではとくに有名でした。詐欺対策ホームページなどには「ハギオギという名前に注意!」という警告が出されるほどでした。

実際に逮捕されたハギオギとは「ふれあい友の会」という電話代行会社を経営する41歳の荻村忠明という男で、直接の容疑は、東京練馬区のタクシー運転手の銀行口座を買い取ったという容疑でした。萩村は、ネットに広告を出し、口座の名義人を募集していました。

そして、1口座あたり、2万円~3万5000円を受け取っていました。そして買い取った銀行口座はオレオレ詐欺のグループや闇金融グループに
3万円~4万円で転売していました。

ハギオギが新聞やインターネットに出していた当時の広告は下記のようなものでした。

架空口座販売します!全国送料無料!翌日手に入ります!
都市銀・信用金庫・郵便貯金あり。
常時在庫あり。
一通 30000円(女性名義+3000円 会社名義+50000円)
お申し込み詳細はお電話で!
090-4402-××××

萩村はこの手口で2000万円ほど荒稼ぎしていたといわれています。

実際の捜査では、ハギオギ自身は架空請求詐欺やオークション詐欺には手をだしておらず、事実は、彼が過去に販売した「萩村忠明」の名義の口座が裏稼業の間に広まり、いろんな詐欺師が勝手にハギオギの名前を活用していただけという話でした。

よってハギムラという名前は、詐欺師がただ読み方を間違えたせいでハギムラとなっただけのようです。

 


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